「Apple Pay」は、外出時の支払いに便利に使えるサービスだ。こうした利点も一因となったのか、このAppleのモバイル決済機能がカードによる総取引件数に占める割合が今後5年間で2倍になるとの予測を、アナリストらが発表した。
米国時間2月11日付のQuartzの記事によると、2025年までに、Apple Payは世界のクレジットカード総取引件数の10%を占めるようになると、調査会社のBernsteinが予測しているという。この報告によると、現在のクレジットカード取引件数に占める割合は約5%とのことだ。
Bernsteinの調査チームはこのデータ報告の中で、「Appleが決済のエコシステムを覆そうとするかもしれないと憂慮すべき理由は、数多くある」と指摘した。
1月に行われた決算発表後の電話会見で、Appleの最高経営責任者(CEO)を務めるTim Cook氏は、Apple Payの取引件数が前年の2倍以上に増加し、年間ランレートが150億件を突破したことを明らかにした。
Appleは2019年9月に独自のクレジットカードを発表し、金融の分野でも大手企業となるべく大きな一歩を踏み出した。「iPhone」に組み込まれたデジタルカードがメインの「Apple Card」は、Appleの製品とサービスですべてを完結させているユーザーにさまざまな特典を提供する。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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