CNET Japanの編集記者が気になる話題のトピックなどを紹介していく連載「編集記者のアンテナ」。主にゲームなどのエンターテインメント領域を取材している佐藤が担当。今回は1月18日と19日の2日間、さいたまスーパーアリーナにて開催された、「ラブライブ!」シリーズをテーマにしたライブイベント「ラブライブ!フェス」における、1日目(18日)の模様をお届けする。
ラブライブ!は、9人の女子高校生が“スクールアイドル”になり夢を叶えていくという「みんなで叶える物語」をキーワードとして、オールメディアで展開するスクールアイドルプロジェクト。活動のなかには、メンバーの声を担当するキャスト陣が、作中と同名のグループとして、ライブステージも行っている。
最初のシリーズとなる「ラブライブ!」は、2010年6月の「電撃G’s マガジン」での連載を皮切りに、ストーリーに登場するスクールアイドルグループ「μ’s」による活動を開始。2015年からスタートした「ラブライブ!サンシャイン!!」では、新たなスクールアイドルグループ「Aqours」によるストーリーと活動が展開。μ’sとAqoursについては、それぞれが東京ドームでのワンマンライブを開催したほか、NHK紅白歌合戦に出演したことも当時話題となっていた。
2017年からは、新たに「虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会」(ニジガク)が活動を開始。スマートフォン向けゲームアプリ「ラブライブ!スクールアイドルフェスティバルALL STARS」(スクスタ)でμ’sとAqoursとともに登場し、ストーリーが展開。2019年12月には1stライブを開催し、TVアニメ制作も告知している。
今回のラブライブ!フェスは、ラブライブ!シリーズの9周年を記念した企画として行われたライブステージ。μ’s、Aqours、ニジガクと、ラブライブ!サンシャイン!!の作中で登場した2人組スクールアイドル「Saint Snow」も加えた4グループが集結。μ’sについては、2016年に東京ドームで開催したワンマンライブファイナル以来、実に4年ぶりのライブ出演となった。
収容人数が多いスタジアムモードでの開催にもかかわらず、場内をファンで埋め尽くしたうえ、ステージの裏側にあたる完全見切れ席が用意されたほど。また、ライブビューイングは国内のみならず、韓国、台湾、香港の海外アジア地域でも実施。主催者によれば、国内外のライブビューイングを含めた動員は、2日間で合計15万人としている。
出演したのは、μ’sより新田恵海さん(高坂穂乃果役)、南條愛乃さん(絢瀬絵里役)、内田 彩さん(南 ことり役)、三森すずこさん(園田海未役)、飯田里穂さん(星空 凛役)、Pileさん(西木野真姫役)、楠田亜衣奈さん(東條 希役)、久保ユリカさん(小泉花陽役)、徳井青空さん(矢澤にこ役)。Aqoursより、伊波杏樹さん(高海千歌役)、逢田梨香子さん(桜内梨子役)、諏訪ななかさん(松浦果南役)、小宮有紗さん(黒澤ダイヤ役)、斉藤朱夏さん(渡辺 曜役)、小林愛香さん(津島善子役)、高槻かなこさん(国木田花丸役)、鈴木愛奈さん(小原鞠莉役)、降幡 愛さん(黒澤ルビィ役)。Saint Snowより田野アサミさん(鹿角聖良役)、佐藤日向さん(鹿角理亞役)。虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会より大西亜玖璃さん(上原歩夢役)、相良茉優さん(中須かすみ役)、前田佳織里さん(桜坂しずく役)、久保田未夢さん(朝香果林役)、村上奈津実さん(宮下 愛役)、鬼頭明里さん(近江彼方役)、楠木ともりさん(優木せつ菜役)、指出毬亜さん(エマ・ヴェルデ役)、田中ちえ美さん(天王寺璃奈役)。
ラブライブ!シリーズのライブステージでは、メンバーの振り付けを再現したステージパフォーマンスが特徴。スクリーンでメンバーたちが歌うアニメ映像を流し、キャスト陣もステージ上で同じよう歌うという、シンクロした世界を体感できるのが魅力のひとつとなっている。ラブライブ!フェスでは、楽曲によってアニメPVやTVアニメでのライブシーンのほか、スクスタでのライブステージMVを映し出しながらパフォーマンスを行った。
シリーズ9周年記念映像の上映を経て、Aqoursによる「未体験HORIZON」からフェスはスタート。場内からは大歓声とコールが巻き起こり、それを受けてメンバーも躍動した。出だしから大きな盛り上がりと熱気を帯びた状態で、ニジガクにバトンを渡した。
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