Facebookは、傘下のメッセージングサービス「WhatsApp」「Messenger」「Instagram」を統合し、ユーザーがアプリを切り替えることなく相互にコミュニケーションできるようにしようと計画しているが、こうした動きによって、米政府による同社の分割が難しくなる可能性があるとの批判もある。米連邦取引委員会(FTC)は、Facebookが競争を阻害していないかどうかを調査しているが、統合の差し止めを求める法的措置を検討しているという。The Wall Street Journal(WSJ)が米国時間12月12日に報じた。
FTCの高官は、Facebookが計画を進めることを阻止する可能性のある仮差し止め命令を裁判所に求めることを検討しているという。WSJは、事情に詳しい関係者らの話として、仮差し止め命令が発行されれば、Facebook傘下のサービス統合が阻まれる可能性があると報じている。
米政府が、世界最大規模のソーシャルネットワークであるFacebookを厳格に調査する動きが過熱している。個人情報流出問題でFacebookに過去最高額となる50億ドル(約5400億円)の制裁金を科したFTCだけでなく、47州の司法長官もFacebookの独占禁止法違反をめぐる調査に参加している。
FTCはコメントを控えた。米CNETはFacebookにコメントを求めたが回答は得られていない。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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