Googleのスマートフォン「Pixel」シリーズにアップデートが提供開始された。修正や改良を含む毎月のアップデートとは別の、「feature drop」と呼ばれる大掛かりなアップデートだ。今回の第1弾には、ポートレート写真を作成するための新しい方法や、ロボコール(自動ダイヤルや自動音声メッセージを使った電話)対策として、かかってきた電話を自動選別する機能が含まれるという。Googleが米国時間12月9日付けのブログ記事で明らかにした。
「Googleフォト」には、既に撮影した写真をポートレートモードに変換する新機能「Portrait Blur」が追加された。
米国ではPixel 4の着信画面が更新され、「Googleアシスタント」が不明な発信者を自動的に選別し、着信音が鳴る前にロボコールの疑いがある着信を除外する。ロボコールでなかった場合は、数秒後に着信音が鳴り、発信者と要件が表示される。さらに、Pixel 4ではオンデバイスコンピューティングが改良されており、「Googleマップ」がより迅速かつ高精度に動作するという。
ビデオ通話サービス「Duo」に対する新しいアップデートでは、Pixel 4で通話中にユーザーが動き回ってもユーザーの顔が中央にくるように調整し続けるオートフレーミング機能や、電波が悪い時に会話がスムーズに進行するように通話中の音声を予測する機械学習ツールなどの機能が追加される。またPixel 2、3、4でDuoの通話中に背景をぼかすポートレートフィルターが適用できるようになる。
Pixel 2、3、3aでは「Recorder」アプリが使用可能になり、Pixel 3とPixel 3aには「Live Caption(自動字幕起こし)」機能も追加された。
これらの新機能を利用するには、「Android」を最新版に更新して、「Google Play」ストアでアップデートされたアプリをダウンロードする。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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