GAテクノロジーズは12月3日、フクダリーガルコントラクツ&サービシス司法書士法人(以下、フクダリーガル)と、リーガルテック関連の次世代型ビジネスの共同開発に向けた業務提携に関する基本合意書を締結した。
両社は、不動産取引における登記手続きプラットフォームサービス「REGISTRY GATEWAY by RENOSY(レジストリー ゲートウェイ バイ リノシー)」を共同で開発し、2020年夏のテスト運用を目指す。
GAテクノロジーズは、ウェブやアプリによる不動産検索や管理サービスの提供に加え、住宅ローン申込プラットサービス「MORTGAGE GATEWAY by RENOSY(モーゲージ ゲートウェイ バイ リノシー)」の開発・運用や、不動産売買のIT重説に関する社会実験への参画など、不動産サービスの開発に取り組んでいる。
一方のフクダリーガルは、司法書士というアナログな業界において、RPA(Robotic Process Automation)の導入など、AI時代を見据えたデジタル化よる業務改革を推進している。
GAテクノロジーズによると、不動産取引には従来、不動産登記(所有権移転登記)や重要事項説明を含む売買契約など、複雑な司法手続きが必要とされており、対面での本人確認や、書面でのやりとり、関係者間での情報共有などの手間があったという。その一方で、行政による「登記ねっと」の開設や、国土交通省による不動産取引の電子化推進をめぐる社会実験が行われるなど、手続きのオンライン化が加速している。
そうした背景から両社は、共同開発プロジェクトとして、REGISTRY GATEWAY by RENOSYの開発を開始。今回の業務提携、およびREGISTRY GATEWAY by RENOSYの共同開発をきっかけに、登記手続きを中心とした住宅購入体験の向上を目指し、不動産取引におけるリーガルテックを推進する考えだ。
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