Facebookは米国時間11月13日、4月から9月の間にヘイトスピーチや性的行為などの不快なコンテンツに関する規則に違反していた膨大な数の投稿を削除したことを明らかにした。同社は今回初めて、傘下の写真アプリInstagramから削除したコンテンツに関するデータも公表した。
Facebookの「Community Standards Enforcement Report」(コミュニティ規定違反対応状況レポート)によると、同社は2019年第2四半期と第3四半期の間に、成人のヌードと性的行為に関する投稿を5800万件、嫌がらせやいじめに関する投稿を570万件、ヘイトスピーチに関する投稿を1140万件削除したという。また同期間に32億件の偽アカウントを削除。2018年同期の15億件から増加した。
Facebookのインテグリティ担当バイスプレジデントを務めるGuy Rosen氏はブログ記事で、ユーザーが目にする前に投稿が削除されるように、ヘイトスピーチの検出方法を強化したと述べた。それには、同社のポリシーに違反するとして既に削除した画像やテキストの識別などが含まれる。ヘイトスピーチの管理は難しいことがある。なぜなら、人種差別主義者による攻撃の動画を、そのような行為を非難するために投稿する人もいれば、暴力を賞賛するために投稿する人もいるからだ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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