プロセッサー大手の間の競争が際限なく続く中、Advanced Micro Devices(AMD)は、世界最強のデスクトッププロセッサーと称する新製品を投入する。新たな24コアの「AMD Ryzen Threadripper 3960X」と32コアの「AMD Ryzen Threadripper 3970X」だ。
3960Xはベースクロックが3.8GHz、ブーストクロックが4.5GHz。3970Xはそれぞれ3.7GHzと4.5GHzだ。価格は3960Xが1399ドル(約15万3000円)、3970Xが1999ドル(約21万8000円)。
これらの第3世代Ryzen Threadripperプロセッサーは、7ナノメートル製造プロセスによるAMDのコアアーキテクチャー「Zen 2」を採用して開発されたもので、どちらのプロセッサーも88レーンのPCI Express(PCIe)4.0を備え、非常に優れた電力効率を実現している。
性能面を見てみると、AMDによれば、新しい32コアのRyzen Threadripper 3970Xは競合製品より最大で90%高速なパフォーマンスが可能だという。
チップのパフォーマンスが向上したからといって、消費電力も大きくなるというわけではない。AMDによると、電力効率は旧世代のプロセッサーと比べて最大66%改善できたという。
ただし、これらの新型プロセッサーには新たなソケット「sTRX4」が必要になる。
いずれも11月25日に発売予定。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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