「macOS Catalina」の新機能として多大な期待が寄せられていた「iCloud Drive」でのフォルダ共有機能の提供が、2020年春に延期された。Appleがウェブサイトで明らかにした。この機能は、プライベートリンクを使ってフォルダを共有できるようにするもので、アクセス権を持つ人なら誰でも、iCloud Driveにあるフォルダを見たり、新しいファイルを追加したりすることが可能になるというもの。
MacRumorsの米国時間10月8日の記事によると、iCloud Driveのフォルダ共有機能は、「iOS 13」の初期のベータ版で提供されていたが、テスト中に問題が生じ、同OSの正式リリース前に削除されたという。7日のmacOS Catalinaの正式リリース版にも含まれていなかった。
同機能は、Appleがここ数年でiCloud Driveに加えた多数の改良の1つだが、米CNETのJason Hiner記者はmacOS Catalinaのレビュー記事の中で、十分に「Dropbox」や「Googleドライブ」の代わりになるもではないと指摘していた。
Appleはコメントの依頼にすぐにには応じなかった。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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