「aibo」(アイボ)よ、道を空けてくれ。ソフトバンク傘下Boston Dynamicsによる、奇妙ながら見事なロボット犬「Spot」が、アーリーアダプター向けに出荷開始されている。同社は米国時間9月24日、この4脚ロボットのプロモーション動画を公開した。
ネットで話題になったSpotの動画を見たことがある人もいるだろう。Spotは動画の中で、Bruno Marsの曲に合わせて腰を振って踊ったり、群れで連携して駐車場内でトラックをけん引したりしていた。
「Spot Launch」と題された今回の動画では、これまでよりやや真面目に、このロボット犬の機能とともに関連するさまざまな仕様を紹介している。最高時速3マイル(約4.8km)で移動できるほか、平均稼働時間は約90分で、起伏の激しい地形でも動作できる。腹の部分に収まるバッテリーは交換可能だ。
Spotが目指す場所は、個人宅の居間に敷かれたじゅうたんの上ではない。産業用途を想定しているようだ。Boston Dynamicsは動画ページの説明の中で、「いち早く導入した顧客はすでに、建設現場のモニタリングや、ガス、石油、電力設備そして公共の安全に関わる場所での遠隔検査でSpotをテストしている」と説明している。
Spotのページにあるリンクからは販売窓口に連絡できるが、価格に関する情報は記載されていない。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」