Facebookは米国時間9月5日、出会い機能「Facebook Dating」を米国で提供開始し、2020年初頭までに欧州に拡大すると発表した。2018年5月に同社の開発者会議で発表されたこの機能は、カナダ、メキシコ、シンガポールなど19カ国で提供されている。Facebookは、最終的には同サービスを世界中で提供する計画だ。
Facebookは、Facebook Datingの中にInstagramの機能も統合する。10代終わりから20代のユーザーに試してもらうことを狙った動きと考えられる。18歳以上に限定されているFacebook Datingのユーザーは、Instagramの最近の投稿をデートプロフィールに追加できるようになる。また、恋愛対象として興味のあるFacebookの友達を最大9人まで選択できる機能「Secret Crush」で、Instagramのフォロワーも選択できるようになる。2019年末までに、InstagramとFacebookの「Stories」もFacebook Datingのプロフィールに追加できるようにする計画だ。24時間以内に消滅する写真や動画を投稿できるようにすることで、プロフィールが固定的にならないようにする。
Facebookは、多くのユーザーが同社の出会いサービスをどのように利用しているかについて、コメントすることを避けた。オンラインデートに参入するこの試みは、同社アプリの使用時間の延長、収益の増加、若いユーザー層の維持につながる可能性がある。
「Facebookがこの市場に関心を寄せるのは、デートアプリがミレニアル世代の間で非常に人気が高いからだと考えられる」とeMarketerで予測担当バイスプレジデントを務めるMonica Peart氏は述べた。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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