Amazonが、現金やクレジットカードを差し出す必要のない決済システムの開発に取り組んでいると報じられた。これが実現すれば、買い物客は手をかざすだけでよくなる。
Amazonは、店舗で買い物客の手を識別して決済できるようにするスキャナーをテストしていると、New York Postが米国時間9月3日の記事で報じた。情報筋によると、同社は、傘下のWhole Foodsの店舗で2020年始めまでにこのスキャナーを導入することを目指しているという。
モバイルデバイスの指紋スキャナーとは異なり、Amazonのシステムでは客がスキャナーの表面に直接触れる必要はない。記事によると、このシステムはコンピュータービジョンなどを応用してAmazonプライムのアカウントを持つ買い物客の手をスキャンし、登録済みのクレジットカードに代金を請求するという。
現在、このスキャナーの誤認識率は1000分の1%だが、Amazonの技術者らはこれを100万分の1%にまで減らすことを目指していると、この記事は報じている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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