科学・技術・工学・数学(STEM)教育が重視され、論理的な思考力の習得にプログラミングが役立つことから、簡単に制御可能なロボットを使ったプログラミング教材が数多く登場している。そのため、これまでも「KUBO」「KUMIITA(クミータ)」「LOMO」などを取り上げた。
今回は、KUBOなどと同様に簡単な方法で操れるにもかかわらず、プログラミングやロボット制御の基本を包括的に学べるという教材「Mojobot」を紹介しよう。現在クラウドファンディングサービス「Kickstarter」で支援募集中。
Mojobotは、コーディング用のタグ、タグを並べてプログラムを作るコンソール、プログラムで動作を制御するロボット、ロボットの動く舞台となるマップなどで構成されたプログラミング教材。単にロボットを動かすだけでなくブックやカードの指示に従う必要があるなど、ゲーム的な要素を取り入れており、楽しみながら学習できそうだ。
ロボットはモーターで移動するほか、LEDを光らせる、スピーカーで音を鳴らす、マイクで音をとらえる、赤外線通信するなどの機能も備える。ニンジンやオレンジといった、物を模したトークンを拾ったり置いたりする動作も可能。
プログラムを組み立てるためのタグは、移動、数字、動作、センサー入力などの種類があり、パラメーターやループ、条件判断といったプログラミングの概念が学べるという。コンソールを横方向につなげればプログラムを長くでき、縦方向につなげればサブルーチンが作れる。
Kickstarterでの支援受付期間は日本時間7月5日まで。記事執筆時点(日本時間6月24日12時)でキャンペーン期間は11日残っているが、すでに目標金額7万8000香港ドル(約107万円)の2倍近い約14万9000香港ドル(約205万円)の資金を集めている。
Mojobotの紹介ビデオ(出典:Kickstarter)
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