Uberの航空サービス計画は、人間を輸送するための空飛ぶタクシーだけにとどまらない。同社は、「Uber Eats」の注文もドローンで配達しようとしている。
同社はカンファレンス「Uber Elevate Summit 2019」において、これを発表するビデオを公開した。このビデオでは、Uber EatsでMcDonald'sの注文を受け付ける様子が示されている。Uberはビッグマックとフライドポテトを特別設計の容器に入れ、McDonald'sの店舗から指定場所へとドローンで運んだ。そこでUberの配達スタッフが注文品を受け取り、顧客のところまで配達した。
ほかのドローン配送サービスと違い、Uberでは当面、注文された品を直接ドローンで顧客に届ける計画はない。そうではなく、QRコードを使ってドローンを車両に着陸させ、その車両と通常サービスの運転手で配送を完了する仕組みを考えている。
Uberは、米国の連邦航空局(FAA)と協力してこのプロジェクトを進めている。
5月に実際のドローン配送の場を取材したBloombergによると、Uberは2019年夏にサンディエゴで、ドローン配送を開始する計画だという。その際の配送料は、現在、最も高い場合で8.50ドル(約920円)に設定されているUber Eatsの通常配送料金と「整合性のある」料金になるという。さらにこのBloombergの記事によると、UberはMcDonald'sのハンバーガーとフライドポテトに加えて、同チェーンのアイスクリームについてもドローン配送のテストを進めている。
Bloombergの記事によると、1.5マイル(約2.4km)先への商品配送は、陸上輸送だと平均21分かかるが、ドローンだと約7分にまで短縮できるという。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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