Walmartの新たなサービスを利用すると、食料品を店舗からまっすぐ顧客の冷蔵庫に届けてくれる。必要なのは信頼関係だ。
Walmartは米国時間6月7日、「InHome Delivery」という新サービスを発表した。同サービスでは、同社の従業員が顧客の家の中にある冷蔵庫、あるいはガレージに置いてある冷蔵庫に食料品を入れてくれる。配達の際、顧客が在宅している必要はない。
Announcing Walmart InHome Delivery, a simple way to order fresh groceries and have them delivered directly into your kitchen or garage fridge. Read more here: https://t.co/e2xxxzG8OB pic.twitter.com/5jfEKNwcTR
— Walmart Inc. (@WalmartInc) 2019年6月7日
Walmartの顧客は、オンラインで食料品を注文するときにInHomeオプションを選択して配達日を指定できる。すると、Walmartの従業員が注文の品を店舗で取り集めて家まで配達し、冷蔵が必要な商品は冷蔵庫に入れてくれる。
従業員が家に入れるよう、顧客はワンタイム入室を可能にするスマートデバイスを用意する必要がある。見知らぬ人物が家の中に入る懸念に対しては、配達の従業員がウェアラブルカメラを装着しているので、その様子をライブで見たり、後から画像をチェックしたりできるという。配達は最低1年間地元の店舗に勤務している従業員によって行われる。
InHome Deliveryは今秋よりペンシルバニア州ピッツバーグ、ミズーリ州カンザスシティ、フロリダ州ベロビーチの3都市で開始される。この配達サービスの料金は現時点では明らかにされていない。
2017年、Amazonは自宅内、車内、ガレージ内に商品を配送するサービス「Amazon Key」(現在の名称は「Key by Amazon」)を発表した。2019年4月には、このサービスの対象地域に都市の数が追加された。Amazonは家の掃除や犬の散歩、修繕作業などの住居に入ることが必要とされるさらなるサービスの提供を計画している。
Walmartにコメントを求めたが、すぐには回答を得られなかった。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス