サムスンが2018年に仮想音声アシスタント「Bixby」を搭載するスマートスピーカーの開発について初めて語った際、同社は同年の後半に発売すると述べていた。
サムスンは8月に行われた「Galaxy Note9」の発表イベントでスマートスピーカー「Galaxy Home」について公式に発表し、11月の開発者会議でさらに詳しい情報を発表するとしていた。しかし、同会議でも発売日は明らかにされなかった。
その後、2019年2月に開催された「UNPACKED」イベントで「Galaxy S10」などが発表された際、モバイル部門の最高経営責任者(CEO)であるDJ Koh氏が米CNETの取材に対して、「Galaxy Home」が4月に発売されると述べた(だがサムスンの米国広報部は発売が2019年の前半になるだろうとのみ述べていた)。
5月中旬に差し掛かった現在も、この「Bixby」搭載のスマートスピーカーはいまだ発売に至っていない。一体どうしたのだろうか。
米国時間5月10日付けの米CNETへの声明の中で、サムスンの広報担当者は同社が「Galaxy Homeのリリースを2019年前半に計画している」と述べ、やはりこのデバイスを発売する意向を明確にした。だが同社は詳細を一切明らかにしておらず、価格についても未だ判明していない。
サムスンは折りたたみスマートフォン「Galaxy Fold」の発売も延期している。この約2000ドル(約22万円)の製品の発売に先立って同端末を使用した複数のレビュアーが画面の破損を報告したため、同社は4月26日に予定していた発売を延期した。同社はその後、Galaxy Foldを予約注文していた顧客に延期について電子メールで通知し、顧客から注文を継続したいとの連絡がなく、5月31日までに製品が出荷されない場合、注文は自動的にキャンセルされるとした。
2019年の前半も残すところあと1カ月半ほどになり、サムスンがGalaxy Homeを最新の予定通り発売にこぎつけるまでの時間は確実に迫っている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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