サムスン=巨大なアリの巣
多くの可動部があり、特に製造事業において数の強みを持つ
サムスンは、スマートフォン、タブレット、テレビの大手メーカーであると見なされることが多い。だが、それは同社にできることのほんの一部でしかない。Appleや、中国と台湾に拠点を置く同社の製造パートナーと異なり、サムスンはサプライチェーンレベルで垂直統合されている。つまり、サムスンは独自のテクノロジDNAを作り出し、自社製品や同社に大量発注する企業(Appleをはじめ多数)の製品に搭載される自社コンポーネントの(すべてではないにせよ)大半を製造するということだ。システムオンチップ(SoC)であれ、メモリであれ、ディスプレイであれ、バッテリであれ、サポートチップセットであれ、サムスンは自前の巨大な製造能力ですべてを製造し、考えられる限りのあらゆる垂直市場と水平市場に関与する。
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