Microsoft=人類
適応能力が高い。自らの手法を完璧の域まで高め、過ちから学べば、地球上で最も危険な動物になる可能性も
平均的な裸の人間を、ここで紹介した恐ろしい見た目の動物や身体的に魅力的な見た目の動物と比べても、あまり感動できないだろう。
同じように、Microsoftは特にこれといった専門分野がなく、このリストの多くの企業が持つ魅力や独創的なブランドの存在感もない。同社は多くの製品やツールを擁するジェネラリストであり、創業40年の歴史の中で激しい浮き沈みを経験してきた。
しかし、Microsoftは反復して学習を続け、必要に応じて焦点を変えて適応する企業だ。
間違いも犯すが、フィードバックに従って製品を修正する。失敗したときに、それを認めることも恐れない。何かの後を追う必要があるときは、目的意識をきちんと整理した上で追いかける。諦めることはめったにない。
組織を整え、焦点を絞り、適応し、自社のツールを活用するとき、Microsoftは地球上で最も聡明で、最も危険な動物となる。
人類と同様、Microsoftも何かをうまくやり遂げるには何度かの試みが必要なのかもしれない(「Windows 10」OSや「Azure Cloud」など)が、うまくやり遂げたときは、誰も同社を止めることはできない。
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