アップル「iPad」「Mac」イベントまであとわずか--発表内容を直前予想 - (page 4)

Shara Tibken (CNET News) 翻訳校正: 編集部2014年10月15日 07時30分

 長い間アップデートされていない製品の1つに「Mac mini」がある。同製品は2年間刷新されていない。Mac miniは最も値段が手頃なApple製コンピュータで、価格は599ドルから999ドルだ。ユーザーは、同デバイスを使用するにあたりディスプレイ、キーボード、マウスを別途購入する必要がある。最も高額なバージョンは、OS Xサーバとしても機能する。Mac miniはIntelの最新プロセッサを搭載し、内部ストレージの容量が大きくなってアップデートされると考えられている。

 アップデートが必要なもう1つのApple製コンピュータとしては「iMac」がある。演算処理部分を洗練されたディスプレイ部の背後に持つ同オールインワンデバイスは、デザインが2年間変わっていない。特に、他のデバイスが「Retina Display」へと強化されているのに対し、ディスプレイ解像度がほぼ同じままだ。2010年に登場した「iPhone 4」は最初の「Retina Display」を搭載し、iPadおよびMacBook Proラインは2012年に同高解像度スクリーンを採用している。

 Retina Display搭載MacBook Airを望む声は多いが、Appleがそのようなデバイスを発表することはなさそうだ。Appleは4月、同社最薄そして最軽量の同ノートブックを新しいプロセッサでアップデートし、価格を下げている。また、AppleがTouch IDセンサを同社製コンピュータに搭載することは、今後の可能性としてはあるかもしれないが、今秋にはなさそうだ。

Yosemite再訪

 Appleは6月、同社コンピュータ用ソフトェアOS X Yosemiteをサンフランシスコで開催したWorldwide Developers Conference(WWDC)で初披露した。同OSは、新しい外観、洗練されたツールバー、新しい通知センター機能、そして、ダークモードを搭載している。さらにYosemiteは、「AirDrop」ファイル共有機能、「iMessage」メッセージング、そして、電話の応答および発信によってAppleのiOSシステムと同期することができる。「全体として、これらは、素晴らしくてより使いやすいバージョンのOS Xの為に集められており、これまでで最高だ」とソフトウェアエンジニアリング担当シニアバイスプレジデントCraig Federighi氏は同会議で開発者に向かって述べている。

 Appleは16日、Yosemiteを披露し、同OSがiPhoneやiPadと連携する方法を語るのは間違いない。同社はまた、iCloudなどの自社デバイス向けソフトウェアについて話をする可能性もある。

 Appleは、顧客ロイヤルティを構築し、ユーザーが確実に自社の最新ソフトウェアにアクセスするよう、2013年に「OS X Mavericks」のダウンロードを無料とした。Yosemiteも無料で提供されるが、Appleは同ソフトウェアを16日のイベントの後に一般公開すると考えられる。

 Appleのイベントは、米国太平洋時間午前10時から開催される。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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