アップル「iPad」「Mac」イベントまであとわずか--発表内容を直前予想 - (page 2)

Shara Tibken (CNET News) 翻訳校正: 編集部2014年10月15日 07時30分

スポットライトを浴びるのはiPad Air

Appleは、iPad AirとiPad miniの後継機種を発表すると思われる。
Appleは、iPad AirとiPad miniの後継機種を発表すると思われる。
提供:CNET

 初代iPadの登場以来4年が経過した(そして、7モデルが登場した)が、Appleの洗練されたデバイスは、タブレット界の王位に依然としてある。Appleは4〜6月期、iPadを1330万台出荷し、その市場シェアは27%となった。しかし、その地位はライバルに対して低下している。Appleの市場シェアは1年前、33%だった。

 Appleは、人気の9.7インチデバイスの新モデルによってiPad販売を再度活性化する必要がある。しかし、16日に明かされるアップデートは、革新的というより、漸進的な変更であると予想されている。

 iPad Airに追加されると思われる機能の1つに指紋センサ「Touch ID」がある。Touch IDは、2013年の「iPhone 5s」で登場し、新しい「iPhone 6」と「iPhone 6 Plus」にも搭載されている。同センサによりユーザーは、指で触れるだけでデバイスのロック解除やiTunesでの購入が可能となる。

 また、Touch IDは、米国で間もなく「Apple Pay」と連携するようになる。Apple Payは、新しいモバイル決済システムとして、9月9日のiPhone 6イベントで発表された。Appleは、Apple Payを米国で10月後半に投入する際、その一部機能をiPadで利用できるようにする可能性がある。これには、アプリ内のアイテム購入が指紋センサに1度触れるだけで可能になることが含まれる。

 iPadが近距離無線通信(NFC)チップを搭載することはなさそうだ。NFCチップによって、小売店での支払いをPOS端末にデバイスをタップして済ますことが可能になる。しかし、iPadをレジに向けて振るのはかなり場違いな行為に見えるだろう。

 iPadに対して起こると思われる別のアップデートとしてはゴールドモデルの登場があり、これも最近のiPhoneに追随する動きとなる。iPhone 5sは、このカラーリングを採用した最初のデバイスだった。ゴールドとともにシルバーおよびスペースグレイが恐らく登場すると思われる。

 また、iPadがAppleの「A8」プロセッサのような新しいコンポーネントを搭載するのは間違いない。iPadは、iPhone 6と同様にストレージが増加され、32Gバイトがなくなり、16Gバイトの次はすぐに64Gバイトと128Gバイトとなる可能性がある。128GバイトiPadは既に提供されているが、499ドルのベースモデルよりも300ドル高くなっている。もし、iPhoneの価格体系に倣うなら、価格が100ドル下がる可能性がある。

 また、Appleは恐らくカメラをアップデートするとともに、より高い解像度の画面も搭載するだろう。これは、競合各社が自社製品をディスプレイ技術で強化していることから、重要な機能となるだろう。スクリーンは、見やすさを向上する反射防止コーティングを採用するかもしれない。

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