増税&XPサポート終了前に買い換えたい人へ--Windowsタブレット&ノートPC 8選 - (page 2)

Windows ノート編

軽い・薄いVAIOの集大成--ソニー「VAIO Pro 13」

 ポータブルなWindowsマシンはやっぱり通常のクラムシェル型がいいという人には、薄い、軽い、高性能がそろったソニーの「VAIO Pro 13」をオススメしたい。特に奇をてらったところがなく、13.3型でほぼ1kgの軽量化と薄さを追求したノートPCで、予算さえ許せば常時携帯するノートPCには最適だ。

 価格自体が高価なこともあって、市場在庫は比較的潤沢だ。店頭モデルでは約17万円でタッチ対応フルHD液晶Core i5-4200U、128Gバイト SSD、Office 2013 Home & Business搭載。他のスペックが欲しければ直販のソニーストアでオーダー可能。いくつかのスペックの組み合わせでは速配仕様という即日発送もあるので、今からでもすぐ手にして使うことができる。

VAIO Pro 13(ソニーのウェブサイトへ)

VAIO Pro 13

店頭で新品入手できるWindows 7搭載機--ASUS「R510CA」

 Windows 8の操作性にどうしても慣れないという人の中はWindows 7搭載機種を探している人も多いことだろう。しかし、今、Windows 7はBTOでオーダーする機種では用意があるものの、新品で店頭在庫をすぐ購入したい場合は、かなり機種が限られるようになってしまった。

 その中でも、ビックカメラ・ヨドバシカメラの限定販売モデルとして販売されているのがASUSの「R510CA」だ。店頭だけでなく、ウェブサイトでも購入できる。CPUは残念ながら1世代前のIvy Bridge世代だが、デュアルコアのCeleron 1007Uを搭載する。仕様によっても異なるが、4Gバイトメモリ、500Gバイト HDDという少し余裕あるスペックを持っていることから、不自由なく使い続けることができるものとなっている。価格も5万円を少し超える程度から入手できるため、PCを新しくしたいが、新たにWindows 8の操作性を覚えたくないという人たちにも薦められるPCだ。

R510CA(価格.comのウェブサイトへ)
R510CA(ヨドバシカメラのウェブサイトへ)
R510CA(ビックカメラのウェブサイトへ)

ASUS「R510CA」

ハイスペックを詰め込んだノートPC--東芝「dynabook T654/78L」

 NECや富士通といった国内ブランドのノートPCは全体的に在庫が潤沢ではなく、人気のありそうなタッチパネル付き15.6型フルHD液晶、クアッドコアCPU、Office 2013 Home & Businessを搭載した高性能機となると、NECも富士通も品薄となっている。そこで、国内ブランドで15.6型の高性能マシンの中でも比較的在庫が多く買いやすいのが東芝の「dynabook T654」の上位モデル、T654/78Lとなる。

 価格は大手家電量販店で約18万円と高価だが、これだけの性能があり、ソフトウェアも詰まっていると金額もそれなりに高くなってしまうのは致し方ない。高性能以外に特に目立った特徴はないが、コンシューマ向け製品ということもあり、色も白、黒、赤の3色から選べるようになっている。

dynabook T654/78L(東芝のウェブサイトへ)

「dynabook T654」

最新の格安ノートPC--エイサー「Aspire E1-532-F14D」

 比較的低価格のノートPCの中には旧世代のCPUを搭載しているものもあるが、“お買い得PC”を多数輩出してきたエイサーは、15.6型の格安機種でも最新世代のCPU、4Gバイトメモリ、500Gバイト HDDと最低限よりもちょっと上のスペックでまとめている。

 CPUはCeleron 2955Uと控えめだが、最新のHaswellなので旧世代の格安PCよりは性能が上になることが多い。メモリが標準でも4Gバイト、増設して8Gバイトにできることもあり、実際の快適さではまずます。書き込み対応のDVDドライブを搭載、ネットワーク関連は無線LANが802.11b/g/nと寂しいが、有線ではギガビットイーサネットに対応。外部映像出力もアナログVGAとHDMIのデュアル構成と、活用の幅も広い。

 気になる価格は約5万円。さらに予算があるならCore i3、Core i5搭載機種もあり、大手家電量販店でも今のところ在庫は潤沢だから駆け込みにはぴったりだ。

Aspire E1-532-F14D(エイサーのウェブサイトへ)

Aspire E1-532-F14D/K

駆け込むか、値下げを待つか

 いよいよ4月が迫り、駆け込み購入を急ぐ消費者、煽る販売店が一体になって高価な物の動きが早くなっているようにも思える。Windows 8で操作性が変わったり、タブレットへのシフトでPC購入を控えてきた層も、音楽プレーヤーの親機としてや、文書の作成や印刷などで今一度PCを有効性を見直していることもり、ここにきて需要が一気に高まっているという感じだ。

 今は在庫が潤沢な機種でも、週末になれば在庫事情は変わってくる可能性がある。今回紹介した機種は、BTO機種を除けば現在のところ店頭でまだ買うことができそうな機種であるが、もし、気になるなら早めに検討を進めたほうが良いだろう。

 しかし、増税されたあとは単純に3%分の負担増になるかといえばそうでもない。発売からある程度時間がたてば価格は大きく変動するPCの常。3月中は本体価格10万円のPCが、増税後に本体9万5000円に値下がりしてしまえば、消費増税があっても4月のほうが支出が少なくなる。その点も踏まえて購入検討してほしい。

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