これらのRAMスロットは、ユーザーがもっともアクセスしやすい部品だが、AppleはSSDやグラフィックカードも交換できると述べている。ただし、従来のタワー型デスクトップほど簡単ではないことも確かだ。
むしろ、ここで語られているアイデアは、拡張性は外側に向かうべきで、内側に向かうべきではないというものだ。内側に従来のような内蔵拡張スロットがないことを不思議に思っている人も、接続パネルに6つのThunderbolt 2ポートと、4つのUSB 3.0ポートが用意されていることで、それが理解できるはずだ。Thunderboltデバイスは連結接続が可能なため、同時に接続できるThunderboltデバイスまたはMini DisplayPortデバイスは、合計36台になる。
これらのビデオ出力のうち3つは、複数の4Kディスプレイを同時に扱うことができ、これにはHDMI 1.4の出力が1つ含まれる。たまたま、米CNETのテスト室に4Kテレビがあり、いくつかの4K動画ファイルもあった。これらは、過去にわれわれがテストしたすべてのPCを挫折させてきた。
われわれは普段よりも手を広げた試用テストを行い、「Final Cut Pro X」を使用してファイルの再生、編集、出力を行った。今回は、これらのファイルのいくつかを、東芝の4Kテレビに接続したMac Proで、解像度を3840×2160に設定して再生した。
もっとも負荷の高いファイルは、デモ版のProRes MOV動画であり、QuickTimeを使って、3840×2160ピクセルの解像度で、799Mbpsで再生された。ハンズオン動画で見て取れるように、このファイルはスムーズに再生された。再生が簡単なはずの、いくつかの異なるフォーマットのファイルは再生にてこずった。
Mac Proは、超高性能マシンと言えるだろうか?8000ドルも払うのだから、そうでなくては困る。ベンチマークテストでは、動画のエンコーディングでも、その他のタスクでも、非常に優れたスコアが記録された。後掲のグラフを見れば、Mac Proが最近のハイエンドPCやMacと比べてどの程度の性能かを見て取れるはずだが、これは2999ドルのベースモデルを用いた結果ではないことに注意する必要がある(ただし、ベースモデルでも、同じテストでかなりスコアを記録するはずだ)。
この構成のMac Proは、2013年にテストした最速のハイエンド「Windows」デスクトップよりもずっと高速だが、部品が一般向けでないため、標準的なテストの一部で問題が生じた。Photoshopのテストでは、古いバージョンのPhotoshopを使用したが、予想よりもかなり性能が低く、現在後掲のグラフには含まれていない。
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