UPDATE サンフランシスコ発--サムスンは米国時間10月28日、5つのソフトウェア開発キット(SDK)をリリースした。開発者らが同社の多様な端末向けにさらに容易にアプリを開発できるように支援するものである。
新しいSDKには、マルチスクリーン機能用のものやマルチスクリーンゲーム用のものがある。さらにサムスンは、モバイルSDKを合理化し、スマートTV用SDKの新しいバージョンをリリース、またエンタープライズSDKをアップデートした。
今回のSDKリリースは、他の「Android」搭載端末メーカーとは異なる何かを提供しようというサムスンの狙いを象徴している。また、新興企業とより密接に連携し、同社ソフトウェアおよびサービスを促進しようとするサムスンの取り組みの一環でもある。この2つは、競合企業であるAppleと比べてサムスンが不得手とする分野であり、同社は、これらの分野を専門とする企業との提携によって、同社の能力を構築したいと述べていた。
この目的を推進するために、サムスンは同社初の開発者カンファレンスをサンフランシスコのユニオンスクエア近郊にあるウェスティンセントフランシスホテルで開催している。同カンファレンスは10月27日から29日まで開催され、約1300人の開発者が出席している。セッションは、モバイルからテレビや家庭用機器にいたるまでサムスン事業の多様な分野にわたっている。具体的には、「S Pen」、ウエアラブル機器、エンタープライズセキュリティ、近距離無線通信(NFC)などを取り上げるパネルがある。
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