廃れない、埋もれないSNSアカウントを目指すタニタ--「大切なのは突き抜けること」 - (page 3)

ツイートはライフワーク、大事なのは「突き抜けること」

  • Twitterページ。現在の背景画像はTwitterのやりとりから生まれた「タニタ男子」のイメージ図をフォロワーが投稿してくれたもの

--現在SNSはどのように運用されていますか。

 ブランド統合室という社長直轄の部署が担当しており、数名で運用しています。いずれも兼任です。TwitterもFacebookも投稿はもちろん、コメントへの返信など常にタイムラインを見ている必要がありますから、通常業務との切り分けは難しいですね。担当者は年中無休で取り組んでいる感覚です。

 ただそれぞれの担当者はそれほど大変だとは感じていなくて、むしろライフワークのような感覚で取り組んでいます。SNSは21時以降の時間帯が一番活発になるので、夜ももちろん見なければなりませんが、仕事という感覚は、ある意味持っていません。そういう意識をなくさないと続けられないと思います。

--ほぼ休みなく続けられるモチベーションはどこにありますか。

 フォロワーの方から反応があるからですね。タニタはメーカーなので、お客様の声が直接聞ける部署はそう多くありません。商品のことを言ってくれたり、タニタのツイートに対して反応してくださったりするのは、貴重な体験です。またTwitterの特徴として、こんな反応が返ってくるだろうなと考えながらツイートしていることもあります。その通りの反応が返ってくるとすごくうれしいですし、担当者のモチベーションも上がります。

--今後のSNSの取り組みについて教えてください。

 タニタを知らない方に対し、関係作りをしていくことが第一ですね。加えてもう少し攻めた企画を実行していきたいと考えています。これだけ企業アカウントがある中、普通にしていたらアカウントがあること自体も気づかれないと思います。心がけているのは突き抜けること。一度突き抜けてしまうと2度目、3度目はやりやすくなります。突き抜けることで、これなら大丈夫という範囲もわかります。普通にしていたら廃れてしまう。多くの企業アカウントの中からフォローしてもらえるような突き抜けたSNSでありたいと思っています。

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