Excelと互換性のあるスプレッドシート編集アプリ「Sheet2」

 Sheet2は、Excelと互換性のあるスプレッドシート編集アプリだ。対応しているファイル形式は、Excel 97~2003のXLS(*.xls)形式および、Excel 2007~2010のXLSX(*.xlsx)形式。複数のワークシートを扱えるほか、セルの書式設定、セルの結合、数式の入力、関数の使用など、基本的な操作が可能だ。

 Dropbox、Google Drive、Boxなどのクラウドサービスと連携することができ、各クラウドサービスにアクセスして、互換性のあるファイルをSheet2で直接開くことができる。

  • ファイルの一覧。ファイル名の右側にある矢印をタップすると、ファイル名を変更したり、ファイルをメールで送信したりすることができる

 新しいブックを作成するには、画面右上の「+」をタップする。ブックのタイトルを入力し、「はい」をタップして保存すると、「シート1」が表示される。シート名を変更したり、シートを追加したりする場合は、画面下部の中央にあるアイコンをタップすると表示される画面で、「編集」をタップする。

 「新しいワークシート」または「シート名変更」をタップすると、目的の操作ができる。編集するシートを切り替える場合も、同じ画面で操作する。

 セルをタップして選択すると、画面の上部に「値を入力」ボックスが表示され、文字列、数値、式などを入力する。関数を入力する場合は、画面下部の右端にある「fx」アイコンをタップし「機能」を選択する。関数一覧が表示され、任意の関数を選択すると、自動的にシート画面に戻るので、必要な編集を加えて「完了」をタップする。

 画面右上のキーボードアイコンをタップして、キーボードの表示/非表示を切り替えられる。画面をピンチイン/アウトすることにより、表示範囲を広げたり、一部を拡大して表示することができる。セルを3回続けてタップすると、数式編集ウィンドウが表示され、ウィンドウ全体を使って数式を編集できるようになるので、長い数式でも入力しやすくなる。

 セルの書式を変更するには、画面下部の左から2番目「A」アイコンをタップすると表示されるメニューを利用する。文字の色やフォントの種類を変更したり、セルの結合を行ったりする場合は「セル書式」を選択すると表示される画面で、詳細を設定する。

 セルを長押しすると、セル範囲を選択できるようになるので、広範囲のセル書式をまとめて変更する場合に便利だ。セルに変更を加えた場合、必ず上書き保存を実行して変更を保存しないと、せっかくの編集結果が失われてしまうので要注意だ。

 クラウドサービスとの連携を設定する場合、「スプレッドシート」画面で「編集」をタップすると表示される画面で「サービスの追加」をタップする。連携可能なサービスの一覧が表示されるので、目的のサービスをタップし、IDとパスワードを入力しよう。連携が認証されれば、クラウドサービスに直接アクセスできるようになる。

 複雑なレイアウトが施されたExcelファイルでは、PCで見るようにはレイアウトが再現されなかったり、マクロが機能しなかったりといった制限はあるが、シンプルなスプレッドシートであれば問題はないだろう。

 メールアプリや他のアプリからSheet2でファイルを開くこともできるので、いちいちPCの前に行かなくてもExcelファイルを確認することができ、Excelファイルのやりとりが多い仕事では重宝する。

  • 関数を利用する場合は、画面右下の「fx」アイコンをタップする。「機能」となっているがおそらくFunction(関数)の間違いだと思われる

  • 関数の一覧。目的の関数をタップするだけで、セルに関数が挿入される

  • セルの内容をコピーしたり張り付けたりする場合は、画面下部の右から2番目のアイコンをタップすると表示されるメニューを利用する

  • セルの書式設定は、画面下部の「A」アイコンをタップすると表示されるメニューから、目的のメニューを選択する

  • セルやフォントの色は、かなり自由に選択できる

  • 「形式」では、セルに入力されているコンテンツの種類を選択できる

  • 列の幅や行の高さの変更は、「サイズ」画面で行う

  • 連携可能なクラウドサービスの一覧。その他のWebDAVを選択することもできる

>>Sheet2のダウンロードはこちらから

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