大三川氏はセキュリティと使い勝手を同時に実現する要素として、同社のクラウド型技術基盤「Trend Micro Smart Protection Network(SPN)」を挙げ、これによりリアルタイムの端末保護と快適な性能を提供できるとした。また、SPNの優位性としてフィッシング詐欺への防御力、サイバー攻撃への防御力、軽量なパターンファイルの第三者機関による検証結果を提示、優位性の高さを強調した。
ウイルスバスター モバイルでは、セーフバックアップとの連携機能が追加された。これによりユーザーは、SMSメッセージや着信履歴、写真、動画などをシームレスにバックアップすることが可能になった。
セーフバックアップは、端末のデータをクラウドへ容易にバックアップできる製品。有償版では6Gバイト、無償版では1Gバイトまでのバックアップが可能で。保存したデータを別の任意の端末に移行することもできる。
バッテリーエイドでは、新たに「おまかせeco設定」を追加。この機能を有効にすることで、ネットワーク接続を自動的に調整し、バッテリ消費量を節約する。
上席執行役員でコンシューマビジネス統括本部長である大場章弘氏は、バッテリーエイドに使用されているクラウド型アプリ評価サービス「Trend Micro Mobile App Reputation(MAR)」を紹介した。MARでは、アプリを実際に動作させて脅威がないかチェックし、プライバシー侵害や端末のリソースを消費するアプリについても特定を行う。MARに蓄積されたデータは、ユーザーがダウンロードする際の自動検出に活用される。
大場章弘氏はMARの今後について、iOSのサポートと、公開されているカテゴリとダウンロードするアプリのカテゴリが異なる不正なものを分析する機能の追加を行う予定であるとして、ロードマップを発表した。
価格はウイルスバスター モバイルが2980円(1年版)、5480円(2年版)、バッテリーエイドが630円(1年版)、1050円(2年版)で、ともに既存ユーザーは追加費用の必要なくアップグレードできる。セーフバックアップは、170円(月額版)、1890円(1年版)3570円(2年版)となる。すべて5月15日から販売される。
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