今後は音楽サービスの提供も--韓国Kakao CorporationのCEOが戦略を語る - (page 2)

岩本有平 (編集部)2013年04月23日 07時00分

森川氏:タイムラインが盛り上がっていないと言われるが、カカオストーリーはうまくいっていると聞く。地域によって違うので、いまいまは状況を見て判断する。

宮澤氏:コミュニケーションのサービスは2、3年すると飽きられてしまう。どうやってユーザーを飽きさせない工夫をするのか。

Lee氏:コミュニケーションは、チャット以外にもいろんなあり方があると思う。なので、人と人、人と物をつなげる価値を提供していく。チャットやゲームだけでなく、音楽でもコミュニケーションしたいということで、音楽サービスも開発中だ。

宮澤氏:グローバル戦略とローカライズ戦略それぞれをどう考えているか。

Lee氏:グローバルだとLINEが強い。森川さんに教えてもらいたい。というのもカカオトークのユーザーのうち、70%は韓国のユーザーだ。韓国市場から広がっていくのが1つの課題だ。

 だからこそ、ローカルなビジネス、文化を知ることが大切。なので日本市場ではヤフーと組ませてもらっている。他の地域でもローカルなプレーヤーと組んでいきたい。

会場:どういうフローでヤフーと提携に至ったのか。

Lee氏:私は弁護士的な要素を持っているので、悪い点があればパートナーシップを組まない。今もいいパートナーシップを組んでいる。

森川氏:最近インドネシアやベトナムでプロモーションを強化しているが、米国での展開はいつ頃からやるのか。

Lee氏:我々は残念ながらNHNやFacebookに比べて小さい。なので、やっと利益が出始めたところ。海外はやっと日本、インドネシア、ベトナムに出られるようになったところだ。

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