まぁおそらくただのケータイを作っても誰も見向きもしてくれないってことでこんなデザインにしたのだろうが、もっと外部バッテリらしいすっきりしたものにしたほうが売れるように思うのだけどねぇ。このあたり「これはケータイなんだからね、決してバッテリじゃないんだからね!」というメーカーの心残りが見え隠れしているようにも思えてしまう。ま、K8688の本当の実力はその中身なので、見た目を突っ込むのはこの程度にしておこう。
まずはバッテリカバーをはずしてみようとK8688の本体を持ってみると、恐ろしく軽いことに気づかされる。ここまで軽量なケータイはもしかしたら他にはないかも、ってくらい軽い。そしてカバーをはずしてみると、中身はすっからかん!巨大な空間がそこには広がっているではないか!ケータイとしての機能はうすっぺらい本体の前面側にしかないんだろうが、ここまで大胆な設計は潔さも感じられる。
一方パッケージの中からバッテリを取り出してみると、こちらはかなり重厚感あるブツが出てきた。しかもズシリと重いのだ。こりゃ表記どおり4500mAhの容量はありそうだ。しかもブラックの地にゴールドの印刷もなんだか強さを感じられる。バッテリはよく見ると別のメーカーが作っており、おそらくバッテリ専門メーカーの手によるものなのだろう。このバッテリはトンデモではなくきちんと使い物になりそうだ。
ちなみに重量を測ってみたところ、本体は約74g。持った感じの通りやはりかなり軽い。これに大してバッテリのほうは約90gで、なんと本体よりもバッテリのほうが重いのだ。主従逆転というか、こんな重量バランスのケータイはおそらく他にはないのではないだろうか?ま、本体はバッテリのオマケと考えればこれで全然問題なしなんだけどね。
では4500mAhのバッテリを本体にはめてみよう。本体の空間にこのバッテリはもちろんだがぴったりとはまる。これでバッテリケータイの出来上がりといわけだ。しかもこの状態を見てみると、背面上部部分のデザインと合わせて急にカッコイイというか強さを感じる雰囲気に様変わりする。なるほどバッテリをいれると英雄っぽいデザインになるということなのか。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
OMO戦略や小売DXの実現へ
顧客満足度を高めるデータ活用5つの打ち手
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
企業や自治体、教育機関で再び注目を集める
身近なメタバース活用を実現する
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」