Microsoftは、Windowsを稼働させているデスクトップPCうち、マルチモニター環境を構成しているのは10%前半に過ぎないと推計しているものの、そういった環境を使用している人々(筆者もそのうちの1人だ)にとって、Microsoftのマルチモニターサポートにはイライラさせられることが多く、思い通りの環境を構成するにはアドオンも必要となっている。例を挙げると、筆者は3台のモニタを使用しているものの、タスクバーはそのうちの1台にしか表示されない。これは大きな問題というわけではないが、イライラさせられることに違いはない。しかしWindows 8では、複数のディスプレイ上にタスクバーを表示させたり、ディスプレイごとに異なった背景を設定することも可能となっている。背景画像はそれほど重要ではないものの、すべてのディスプレイ上でタスクバーが表示されるようになれば、複数のディスプレイを接続しているデスクトップPC(Microsoftの推計ではデスクトップPCのうち13.48%が2台のディスプレイに接続されている)で作業しているパワーユーザーの毎日がずっと心安らかなものとなるはずだ。
筆者はWindows 8に関して、スタートボタンの廃止といった変更点や、Metroで散見されるウインドウ管理まわりの課題に大きな懸念を感じていたが、使い続けるうちに愛着を感じるようになってきた。とは言うものの、Microsoftは最終的な製品をリリースする前にユーザーの声に耳を傾ける必要があると考えている。何と言っても、Windows 8には企業のユーザーや管理者の目に魅力的に映るであろうビジネスフレンドリーな機能がいくつも搭載されているのだから。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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