アマチュアミュージシャンからプロボウリングまで、PR手段に活用される「ホムペ」 - (page 4)

ホムペサービスの不満は容量が少ないこと

 ここまで、ホムペを使って情報発信している2つの事例を紹介してきた。事情は異なるものの、今後も情報発信にホムペを活用する方針は変わらないという。ただし、両者共に、「ホムペの容量が少ない」という共通した不満点を挙げている。

 ホムペに保存できる情報の量は、通常メガバイトなどのデータ容量ではなく、作成できる「ページ」の数で決められている。一般的なページ画面だけでなく、掲示板やアルバムなどの機能も1ページとカウントされる。例えば画面を3ページ作った場合も、画面1ページと日記、掲示板を開設した場合も、それぞれ3ページ使ったとカウントされるのだ。魔法のiらんどの場合、1アカウントにつき開設できるページ数はトップページを除く10ページまで。また、日記は1つ、掲示板は5つまでといったように、開設できる数が制限されている。

 また、1つのページ画面に記述できるテキスト量も決められており、魔法のiらんどでは1000文字までとなっている。それゆえ多くのページを用意したり、ちょっとした長文を書いたりすると、あっという間にオーバーしてしまうのだ。

 この問題を回避する策として、かなねいろ、JPBA共に複数のアカウントを取得するという方法を使っている。魔法のiらんどは1人が複数のアカウントを取得することを禁止していないため、アカウントを増やすことで容量不足に対応するという手法はよく利用されているようだ。

 ちなみにかなねいろの場合は7個、JPBAは5個のアカウントを取得し、それらを組み合わせてページを作り上げているという。多くのアカウントを管理するのは大変なように思えるが、「歌詞を置いているページなど、一度掲載したら頻繁に更新する必要がないものもあるので、簡単ではないがそれほど難しくもない」(かなねいろ山本氏)とのことだ。

 また、容量がオーバーする部分だけ別のサービスを利用することもあるという。例えばかなねいろの場合、活動履歴など文章量が多くなりがちなページは、ブログなど他社のサービスを使用することで、容量不足を回避している。

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