3月に開催されたAppleのイベントでスマートウォッチ「Apple Watch」の新モデルが登場すると期待されていたが、発表されたのは値下げと新しいバンドだけだった。ウェアラブルデバイスのファンは失望しただろうが、イベントと同じころに公開されたAppleの特許には期待できるかもしれない。
この特許は、米国特許商標庁(USPTO)のサイトで2016年3月31日に公開された「MODULAR FUNCTIONAL BAND LINKS FOR WEARABLE DEVICES」(公開特許番号「US 2016/0094259 A1」)。スマートウォッチのバンドを構成する各“駒”に電子機器モジュールとしての機能を持たせ、スマートウォッチの機能を拡張する技術を説明している。出願日は2015年2月17日。
それぞれの駒は電気的に接続され、さまざまな信号をやり取りできる。駒の内部にはプロセッサやメモリ、センサ、バッテリなどで構成された電子回路が設けられ、本体のスマートウォッチと合わせてさまざまな機能を提供できる仕組みだ。
クレーム(請求項)や実施例では、入出力デバイス、ディスプレイ、アクチュエータ、触覚フィードバックデバイス、カメラ、血圧センサ、スピーカ、バッテリなど、多種多様な機能が言及されている。
この特許がApple Watchに適用されれば、バンドから充電することで長時間使ったり、後から多彩な機能を追加したりすることが可能になる。
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