中国にある「iPad」や「iPhone」を製造する工場の施設は、同国のほかの工場よりも優れているという。工場を査察した公正労働協会(FLA)プレジデントのAuret van Heerden氏がReutersに語った。
中国のFoxconnの施設における不当な労働状況と労働者の自殺増加の報告を受けて、非営利団体のFLAは今週、Appleから状況の調査を依頼されていた。FLAは、Foxconnに対する監査の結果を3月にウェブサイトで公開し、AppleのサプライヤーであるQuanta ComputerとPegatronも続けて調査する予定だ。
van Heerden氏は、工場を訪れた後、「施設は一流だ。物理的な状況は、基準をはるかに上回る」とReutersに話している。同氏は、従業員の労働条件についての結論を示すことは控えたが、自殺増加の原因は退屈さにあるかもしれないと述べた。
「Foxconnの工場を歩いて、衣料工場と比べてとても静かなことに驚いた。従って問題なのは、衣料工場で見られるようなきつい作業や極度の疲労、プレッシャーのかかる環境ではない。むしろ、単調さや退屈さ、疎外感の影響かもしれない」(van Heerden氏)
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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