「Awesome Note HD」は、メモ、日記、写真、ToDoなど、複数の記録を1カ所で管理できるノートアプリだ。機能が豊富なだけでなく、フォルダやノートのデザインが美しく、「毎日使いたい」という気になる。iPadの大きな画面をフルに利用し、フォルダ、ノート、カレンダーを同時に表示してノートを探すことができる。まるで机にカレンダーとノートを並べて広げているような感覚だ。
ノートは「+」ボタンをタップして作成する。画面右端に表示されているツールバー上のアイコンをタップすると、ノートの種類の変更、タグの追加、添付ファイルの追加などができる。「添付ファイル」で場所を指定すると、地図がノートに挿入される。この地図の添付機能はかなり便利だ。挿入した地図をタップしてGoogleマップに移動したり、地図上に手書きでメモを書いたりできる。そのままメールで送信すれば、相手にも詳しい情報が伝わるだろう。
また、Awesome Note HDは、EvernoteまたはGoogle Docsと同期可能だ。筆者は、Evernoteとの同期機能を利用している。Evernoteと同期すると、Evernote上に「[aNote]」で始まる名称のノートブックが作成される。Evernote側からも、このノートブックにノートを追加すれば、Awesome Note HDで表示できる画像やテキストはAwesome Note HD側にも同期されて表示できるようになる(PDFが表示できない点は少々不便だが)。
EvernoteがあるにもかかわらずAwesome Note HDを利用する理由は、頻繁に参照する情報はAwesome Note HDで見た方が速い、という点に尽きる。たとえば、公衆無線LANのアクセス情報を確認したいとする。この場合、実際に公衆無線LANが入る場所で設定する必要があるが、そういう場所は3G回線の速度が遅かったり、そもそも3G回線が圏外であったりする。Evernoteの場合、プレミアム会員でなければノートをオフラインにできないため、Evernoteに保存した公衆無線LANのIDとパスワードを確認しようとしても一苦労だ。しかし、あらかじめAwesome Note HDと情報を同期してあれば、難なく情報を見つけることができる。ただし、Evernoteとの同期にはかなり時間がかかる場合があるので、時間のあるときにWi-Fiに接続して、こまめに同期しておくことをお勧めする。
仕事にプライベートにと活用できる場が多いので、iPadに最初に入れるアプリとしても最適だ。ノート数に制限はあるが、無料のLite版もあるので、使い勝手を確かめて欲しい。
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