iPhoneで添付ファイル送信も簡単に--送信専用メールアプリ「Group Email!」

  • 文字だけのシンプルな画面。枠内をタップして宛先や添付ファイルを指定する

 Group Emailは、連絡先アプリ内に作成してあるグループのメールアドレスに一括してメールを送信したり、Dropboxなどからファイルをメールに添付して送信したりすることができる送信専用のメールアプリだ。HTMLメールを含むテンプレートを保存しておいて、定型メールを簡単に送ることもでき、iPhoneに付属するメールアプリだけでは不便な点を補完する機能が盛り込まれている。

 Group Emailで利用できる宛先のグループは、Macの「アドレスブック」、Windowsの「アドレス帳」または「Outlook」などで作成して、iTunesを介して同期し、作成しておく(iPhone単体では連絡先アプリでグループを作成できないため)。Group Emailを起動すると、大きく4つの枠が表示される。上から順番に、「Recipients(宛先)」「Email Template(テンプレート)」「Attachments(添付ファイル)」「Create Message(メッセージの作成)」となっている。

  • 複数の宛先をまとめて「To」「Cc」「Bcc」のいずれかに指定できるほか、個別に指定することもできる

  • 添付可能な項目の一覧。Dropboxから選択する場合は、アカウントのIDとパスワードの入力を求められる

 重宝するのが、ファイルの添付機能だ。筆者は、iPhoneでテキストファイルをメールに添付して送る必要がある場合に苦労していた。Dropboxアプリから直接メールで送ろうとするとテキストがメール本文にコピーされてしまい、添付ファイルとして送れないからだが、それが解決した。Group EmailでDropboxのアカウントの設定を行えば、Dropbox内を直接見にいってファイルを選択することができる。UTF-8形式のテキストファイルを添付したところ、文字化けして見えたが、エディタアプリなどでファイルを開けば、まったく問題なく読むことができた。

 メールに添付できる情報は多岐にわたる。現在地などの位置情報、連絡先の情報、音声、ドキュメント、カメラロールの写真(複数の写真を選択可能)など、すべてGroup Email内から選択できる。別のアプリのファイルを添付する場合、「Open in...」でGroup Emailが開けるアプリからなら添付可能だ。

 慣れないと、ユーザーインターフェイスがが若干分かりにくい。宛先を間違えないように注意する必要がある。しかし、iPhoneでメールを送信する場合の添付ファイルの問題が一気に解消するので、持っておけば重宝することは間違いない。

  • テンプレートの選択画面。追加と削除なども行える

  • テンプレートの編集画面。メールの件名を指定しておけるのは便利だ

  • テンプレートはHTMLでも保存できるほか、グループまたはリスト単位で宛先を指定しておくこともできる

>>Group Email!のダウンロードはこちらから

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