Instacastは、iPhoneだけでポッドキャストを管理するためのアプリだ。ポッドキャストは趣味に勉強に仕事にと色々な目的で手軽に聞けるが、iPhoneではiTunesアプリから目的のポッドキャストを探すのもミュージックアプリから聞くのにも、いくつかのタップが必要で管理も大変だ。だがInstacastを使うことにより、ポッドキャストの管理が簡単になる。
起動直後は、表示されるポッドキャストの言語が英語のみとなっているが、「Option」→「Settings」→「Directory(Additional Language)」で「Japanese」を選択することにより、日本語のポッドキャストの検索と管理ができるようになる。言語の他にも、設定できる項目は非常に多い。ポッドキャストの更新のタイミング、並び順、キャッシュ、再生方法(早送り/巻き戻しの時間、スピードなど)のほか、Dropboxなどの連携サービスの設定なども全て「Settings」画面で行う。
Instacastでポッドキャストを探すのは簡単だ。画面左下の+アイコンをタップすると、人気順やジャンル別などの分類で選択できるほか、キーワードを指定して検索することもできる。また、ポッドキャストの登録方法が多岐にわたっているのも特長の1つだ。前述のように検索で探せるほか、Dropboxとリンクすることで、OPML形式のファイルをインポートまたはエクスポートすることができる。OPML形式のファイルをメールアプリで受信し、Instacastで開いてインポートする方法もある。URLが分かっている場合は、URLを指定して購読することも可能だ。
iCloudでの同期をオンにすると、購読の状態を保存しておくことができる。購読の状態とは、再生済みのエピソード、現在再生中のエピソード、お気に入りや購読リストであり、Insatacastのアプリケーション全体のバックアップを取るわけではない。しかし、複数の端末で同期できるなどメリットがある。
ポッドキャストにはたいていの場合、作者による説明が付いているが、これを「後で読む」系のサービスに保存することができる。連携可能なサービスは、「Instapaper」「Read It Later」「Readability」の3種類。目的のエピソードを表示して、右下のアイコンをタップすると、メールで送るか後で読むかを選択できる。メールの場合は、ポッドキャストの説明と情報を一緒に送信できる。
Instacastには、ポッドキャストを活用し、楽しむために必要な機能がすべてあると言っても過言ではない。ポッドキャストを気軽に聞けるようになれば、通勤時間にニュースをチェックしたり、英語の勉強をしたり、雑学ネタを仕入れて営業トークに活かしたりと、ポッドキャストを利用する機会が増える。
>>Instacastのダウンロードはこちらから
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