シュナイダーエレクトリック、インテルおよびレッドハットとの協業により、次世代のオープンなオートメーションインフラを発表

※本リリースは2月6日に 北米 マサチューセッツ州 ボストンにて発表されたプレスリリースの抄訳です。

● オープンなオートメーションを可能にする新たな分散型ノード(DCN)ソフトウェアのフレームワーク
● ベンダー固有のハードウェアから、プラグアンドプロデュースなソリューションへの置き換えを加速
● 相互運用性と移植性によって製造業におけるイノベーションをサポートし、システムの陳腐化を軽減

エネルギーマネージメントおよびオートメーションにおけるデジタルトランスフォーメーションのリーダーであるシュナイダーエレクトリック(リンク)は、本日、テクノロジー企業であるインテルおよびレッドハットとの協業により、分散型制御ノード(DCN: Distributed Control Node)ソフトウェアのフレームワークを発表しました。

シュナイダーエレクトリックのEcoStruxureTM Automation Expert の拡張機能としてのこの新しいフレームワークにより、製造業に関わる企業はソフトウェア主導のプラグアンドプロデュースなソリューションへ移行できるようになり、生産性の強化、品質改善、プロセスのシンプル化、コストの最適化が可能となります。

産業界における次世代の制御

オープンプロセスオートメーションフォーラム(OPAF: Open Process Automation Forum)が推進する相互運用性と高い移植性を実現するため、3社は協力して、次世代の産業用制御の道を切り拓く最新のネットワークベースのエクスペリエンスを生み出しました。

シュナイダーエレクトリック プロセスオートメーション担当シニアバイスプレジデント Nathalie Marcotteのコメント:
「このプロジェクトは、効率的で将来性のある分散制御システムを形成するための、2年間にわたる共同イノベーションの集大成です。DCNのフレームワークは、オープンなオートメーションアプローチを加速する鍵であり、産業ビジネスの将来への成長と革新を支えるものです。この相互運用性と移植性によって、お客様はビジネスのニーズに合わせてテクノロジーを自由に形作ることができます。その他に手段はありません。」

レッドハットは最近、インテルと協力して、産業用制御の構築とオペレーションにおける先進的なアプローチに役立つ、新たな産業用エッジプラットフォームの作成を発表しました。 このプラットフォームの実装以来、シュナイダーエレクトリックは、DCN デプロイメントのコンピューティング層において、Red Hat Ansible Automation Platform と Red Hat OpenShift に加えて、新しい DCN ソフトウェアに Red Hat Device Edge を展開することで、シュナイダーエレクトリックの制御インフラとインテルのリファレンスアーキテクチャを組み合わせました。

このフレームワークは、2つの主要コンポーネントで構成されます。1つはアドバンストコンピュータープラットフォーム(ACP)で、ワークロードを安全かつプログラマティックに展開するために必要なコンテンツの制御およびオートメーションの機能、仮想化および監視機能を提供することで、制御負荷を監視します。そして、もう1つはDCNで、Intel Atom x6400Eシリーズのプロセッサを使用した低電力の産業用システムで、制御の実行に特化しており、重要度が混在するワークロード向けに設計されています。

インテル ネットワーク&エッジグループ バイスプレジデント 兼 ゼネラルマネージャー Christine Boles氏のコメント:
「オープンで相互接続された商用ソリューションは、機能が固定された独自デバイスから柔軟で動的なソフトウェアベースのインフラへの移行を推進します。インテルには、自社のエコシステム全体でオープンなシステムアプローチを推進してきた長い歴史があります。今回、シュナイダーエレクトリックおよびレッドハットとの協力によって生まれた、汎用コンピューティングやOS上に構築された次世代分散制御ノードを披露できるソフトウェア中心の制御システム開発は、こうした移行を産業分野にもたらすものです。」

レッドハット 車載オペレーティングシステムおよびエッジ担当 バイスプレジデント 兼 ゼネラルマネージャー Francis Chow氏のコメント:
「レッドハットは、メーカーが製造現場で自律型オペレーションを実装できるよう支援することに尽力しています。シュナイダーエレクトリックやインテルなどのパートナーと緊密に連携することで、一貫したプラットフォームアプローチを利用して、高度な自動化と相互運用性を実現できる、スケーラブルなソフトウェア中心の工場と運用の構築を支援できます。 私たちはこのコラボレーションに興奮していますが、これはほんの始まりにすぎません。 今すぐこれらの措置を講じることで、製造業が AI、エッジ コンピューティングなどの提供するあらゆる可能性を探求できるよう支援することができます。」

このソリューションのライブ デモンストレーションは、2月 5-8 日にフロリダ州オーランドで開催される 2024 ARC Industry Leadership Forum のブース #24 で披露されます。

関連資料
● Video: The Intelligent Edge: The Next Generation Smart Factory by Red Hat, Intel(R) and Schneider Electric(リンク
● Commentary by Domenico Napoli: Software-based, real-time high availability comes to industrial automation control systems(リンク
● Commentary by Josh Swanson: It’s arrived: Commoditization for industrial process control(リンク

Schneider Electricについて
シュナイダーエレクトリックは、あらゆる人がエネルギーや資源を最大限活用することを可能にし、世界の進歩と持続可能性を同時に実現することを目指しています。私たちはこれを「Life Is On」と表現しています。
私たちの使命は、持続可能性と効率性を実現するためのデジタルパートナーになることです。
世界をリードするプロセス技術やエネルギー技術と、エンドポイントとクラウドをつなぐ製品、制御機器、ソフトウェアやサービスとを、ライフサイクル全体を通して統合し、その統合された管理を住宅、ビル、データセンター、インフラストラクチャー、各種産業に展開することでデジタルトランスフォーメーションを推進します。
私たちは、最もローカルなグローバル企業です。社会にとって意義深い目的を持ち、多様な意見を取り入れ自ら行動するという価値観を持って、オープンスタンダードとパートナーシップエコシステムの拡大に尽力します。
www.se.com/jp




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