ウェルビーイング施策を半数が実践、「経営者が重視」と6割以上が回答。グロービス調査を受け、セミナー開催へ!



株式会社グロービス(東京都千代田区、代表取締役:堀義人)の法人向け研修部門( リンク )は、人事及び経営管理の担当者を対象に、「ウェルビーイング」に関する調査を実施しました。本調査によって、従業員・職員のウェルビーイング向上についての取り組みの現状や、意識の高まりが明らかになりました。今回の調査結果を受け、グロービスは2月9日、人事担当者向けの「ウェルビーイング経営の実践に関するセミナー」を開催します。


調査実施の背景


人的資本経営が注目される中、組織で働く人たちが、身体だけでなく精神や社会的面でも良好な状態であることを目指す、ウェルビーイング向上の重要性が高まっています。このようなウェルビーイングの向上、実現を目指す経営の在り方が、「ウェルビーイング経営」であり、国内外の企業や自治体で取り組みが広がっています。また、2024年9月開催の国連未来サミットでも、ウェルビーイングはその中心的な議題となる見通しです。 また人的資本経営に関する情報の開示が進む中、企業価値を高める要素のひとつとして、「ウェルビーイング経営」の重要性がますます増しているといえます。

そこでグロービスは、従業員・職員のウェルビーイングに関する取り組みの実態や、経営層による重視度を調査しました。調査結果から、ウェルビーイングへの関心が高まっている一方で、組織規模による意識や取り組みの違いが顕著であり、「ウェルビーイング経営」を実行するうえで課題を抱えている企業が多いことが明らかになりました。

■調査概要
調査期間:2023年11月22日~2023年12月8日
調査対象:人事、経営管理の担当者
回答人数:202名
調査方法:インターネットによるアンケート

<調査結果トピック>
1. ウェルビーイング向上に向けた取り組みの状況:
ウェルビーイング向上に取り組んでいる組織は約半数

2. 経営層のウェルビーイング重視度:
回答者の6割以上が、所属する組織の経営層はウェルビーイングを重視していると回答

3.ウェルビーイング推進において重視していること:
「従業員・職員のエンゲージメント向上」が1位、自由記述のコメントからは課題が浮き彫りに


【トピック 1】ウェルビーイング向上に向けた取り組みの状況

[画像1: リンク ]

従業員・職員のウェルビーイング向上に向けた取り組みの状況を尋ねると、約半数が「既に社内で何かしらの取り組みを行っている」「社内での取り組みについて見直しを検討している」と回答、現在取り組みを実施中であることが分かりました。約4割が「情報収集は終わり、社内での取り組みを検討している」「情報収集中」と回答し、ウェルビーイングに対する関心の高さが伺えます。(図1)


[画像2: リンク ]

組織規模(従業員・職員数)別 でみると、5001人以上の組織においては、7割以上が「既に社内で何かしらの取り組みを行っている」「社内での取り組みについて見直しを検討している」と回答、多くの組織が既にウェルビーイングの実現に向けて取り組んでいることが分かりました。一方で100人以下の組織の約半数が「情報収集中」と回答し、ウェールビーイングに関心はありつつも、まだ具体的なアクションに取り組めていないことが明らかになりました。(図2)


【トピック 2】経営層のウェルビーイング重視度
[画像3: リンク ]

人事や経営管理の担当者に「(あなたが所属している組織の)経営層は、従業員・職員のウェルビーイングを重視していますか?」と聞いたところ、「重視している」という回答が32%、「やや重視している」という回答が31%で合計63%となりました。一方で「重視していない」という回答が4%、「あまり重視していない」という回答が7%で、合計11%にとどまります。重視する姿勢が強い企業がはるかに上回っており、経営層がウェルビーイングを重要性を実感していることが分かります。(図3)


[画像4: リンク ]

組織規模(従業員・職員数)別でみると、5001人以上の組織においては、「重視している」「やや重視している」と回答した割合が74%、かつ「重視していない」「あまり重視していない」と回答した割合が0%となっており、従業員・職員のウェルビーイングに対する経営層の意識の高さが伺えます。一方で100人以下の組織は「重視していない」「あまり重視していない」と回答した割合が26%という結果で、組織規模により経営層のウェルビーイングへの意識に差があることが読みとれます。(図4)


【トピック 3】ウェルビーイング推進において重視していること
[画像5: リンク ]

「ウェルビーイングに関する取り組みにおいて意識していることは何ですか?(複数回答)」という質問に対し、組織規模(従業員・職員数)に関わらず「従業員のエンゲージメント向上」が1位となりました。さらに「従業員・職員のヘルスケアサポート」や「労働環境の改善」など、従業員・職員の健康の維持・促進や働きやすさに対する意識も高いことが分かりました。しかしながら、規模が小さい組織ほど、「人材の定着化、離職防止」や「優秀な人材の確保」が上位に入っており、昨今深刻になっている企業の人手不足という課題と結びついていると考えられます。(図5)

「ウェルビーイングの検討・実施・見直しに向けてお悩みのことがあれば教えてください」という質問に対して、1001人以上の従業員・職員を抱える大企業、自治体などの担当者の自由記述の回答からは、「ウェルビーイング経営」の実現に向けて多くの課題があることが伺えました。

【調査回答者によるコメント(自由記述回答・抜粋)】

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