グーグルのクラウドを支えるテクノロジー > 第164回 Googleの分散トレーシングツールDapper(パート1

CTC教育サービスはコラム「グーグルのクラウドを支えるテクノロジー > 第164回 Googleの分散トレーシングツールDapper(パート1」を公開しました。

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はじめに
 今回からは、2010年に公開された論文「Dapper, a Large-Scale Distributed Systems Tracing Infrastructure」に基づいて、Google社内で使用されている分散トレーシングツールDapperを紹介していきます。マイクロサービスアーキテクチャーの環境では、クライアントからのリクエストを処理する際に、複数のサービス呼び出しのツリーが発生します。このような複数サービスの連携状況を把握して、さらに、処理時間のボトルネックを発見することが分散トレーシングツールの役割です。

分散トレーシングツールの必要性
 冒頭の論文では、Web検索のシステムを例に分散トレーシングツールの必要性を説明しています。GoogleのWeb検索システムでは、1つの検索リクエストに対して、数千以上のサービスに対する呼び出しのツリーが発生します(図1)。Web検索では、検索リクエストへの応答時間を短く保つことが重要ですが、そのためには、1つのリクエストに対して、どのサービスがどれだけの処理時間を要しているかを把握する必要があります。この時に役立つのが分散トレーシングツールです。

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