高輝度と広視野角を両立させた液晶ディスプレイのバックライト向けシステム部材を提供開始

部材削減、薄型化と低消費電力を実現しCO2排出量の削減にも貢献

大日本印刷株式会社(本社:東京 代表取締役社長:北島義斉 以下:DNP)は、ノートパソコンなどの液晶ディスプレイモジュールのバックライト用に、従来の標準的な部材構成と比較して、薄型ながら高輝度かつ広視野角を実現する“新設計システム部材”の提供を開始します。



本部材は、主に「導光板」と「反射材」、光を屈折させる「プリズム」で構成されています。DNPは、導光板の光が出射する面に向けて、標準とは逆にプリズム(三角の凸部分)を配置することで輝度を向上させました。また、この向きでプリズムを置くことによる視野角の狭さという課題に対しても、「導光板」と「反射材」の工夫により光利用効率を向上させた上で、プリズム形状設計の最適化により、高輝度と広視野角の両立を実現しました。システム部材の提供により部材の削減、低消費電力ができることで、CO2排出量の削減など環境負荷の低減にも貢献し、同時に薄型化も実現します。
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1.バックライトの高輝度/広視野角と薄型化を実現
DNPは“新設計システム部材”をトータルで設計、供給できるため、要求性能に応じた性能最適化が可能です。光の利用効率を高めることによる高輝度化と、プリズム形状設計の最適化による広視野角を実現します。さらに、従来の標準的なシステム部材と比較して部材点数の削減が可能となるため、バックライトユニットの薄型化が実現できます。導光板は最小0.4mmまで薄型化が可能です。
2.低消費電力を実現
光の利用効率を高めることでバックライトユニットの低消費電力化にも寄与します。ノートパソコン等のバッテリー小型化が可能となり、機器全体の軽量化にもつながります。
3.CO2排出量削減に貢献
近年、ESG(環境・社会・ガバナンス)に配慮した企業経営への関心が高まり、環境に配慮した製品・サービスに注目が集まっています。DNPが今回提供を開始する“逆プリズムによるシステム部材”は部材削減、低消費電力化を実現し、CO2排出量の削減にも貢献します。


【今後の展開】
DNPは、ノートパソコン用をはじめ、さまざまなディスプレイを製造するパネルメーカーに本システム部材を提供し、関連部材等も含めて、2025年度までに約20億円の売上を目指します。
なお、DNPとグループ会社のDNPアメリカ(DNP America, LLC)は、5月23日(火)から25日(木)に米国ロサンゼルスで開催される世界最大級のディスプレイ学会「SID Display Week 2023」*1に出展し、このシステム部材を展示します。


*1 出展の詳細はこちら → リンク
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プレスリリース提供:PR TIMES リンク

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