中部エリア初!オンサイトPPAとオフサイトPPAを一体化した取り組み
ブラザー工業と中部電力ミライズが、ブラザーの物流倉庫「港第1倉庫(名古屋市港区)」に設置する太陽光発電設備を活用した「オンサイト・オフサイト複合型PPAサービス*」の導入に関する契約を締結した。オンサイトPPAとオフサイトPPAを一体化したサービスは、中部エリアで初の取り組みになる。
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ブラザーは、中部電力ミライズのオンサイトPPAサービスを通じて、ブラザー港第1倉庫の屋上に太陽光発電設備(パネル出力合計:約600kW、年間発電量:60万kWh)を導入する。この太陽光発電設備は、2023年2月から運転を開始する予定で、稼働開始以降、ブラザーは、発電した電気を同倉庫で使用するとともに、同倉庫の使用電力量を上回り余剰となった電気は、中部電力ミライズのオフサイトPPAサービスにより、ブラザー本社地区(名古屋市瑞穂区)に供給される。本社地区に供給された電気は、「ブラザーミュージアム」で活用する他、一部は本社ビルでも使用される予定。
今回の取り組みにより、港第1倉庫の屋上の全面に設置された太陽光発電設備で得られた電気を余すことなく利用できるため、再生可能エネルギーを最大限活用することができるという。また、ブラザーは年間で約230トンのCO2排出削減を実現できる。
ブラザーと中部電力ミライズは、今後も再生可能エネルギー由来の電気の活用を進めることで、カーボンニュートラル社会の実現に貢献していくとしている。
<ブラザーグループの環境への取り組み>
ブラザーグループでは、「ブラザーグループ 環境ビジョン2050」で掲げたCO2排出削減、資源循環、生物多様性保全それぞれの目標達成に向けて取り組みを推進している。CO2排出削減については、2050年までにブラザーグループの事業活動におけるカーボンニュートラルを実現するため、省エネ活動、創エネ活動、CO2フリー電力の活用を進める。また、中期戦略「CS B2024」ではCO2排出削減をマテリアリティのひとつと定め、2022年度から2024年度までにスコープ1,2で9%の排出削減を掲げる他、本社地区では、2026年度中のカーボンニュートラルの達成を目指している。
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* PPA:Power Purchase Agreement(電力販売契約)の略で、施設所有者が提供する敷地や屋根などのスペースに太陽光発電設備の所有、管理を行う会社が設置した太陽光発電システムで発電された電力をその施設の電力使用者へ有償提供する仕組み
オンサイトPPAサービス:敷地内の屋上などに設置した太陽光発電設備から電気を供給するサービス
オフサイトPPAサービス:敷地外に設置した専用の太陽光発電所などから、電力系統設備を介して電気を供給するサービス
プレスリリース提供:PR TIMES リンク
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