公民連携が進んでいます!箕面市保育・幼児教育センターを開設~市内就学前施設の保育・幼児教育の質のさらなる向上をめざします~

箕面市では、保育・幼児教育の質のさらなる向上をめざし、公立・民間や、幼稚園・保育園・認定こども園などの運営主体や施設種別の垣根を越えて、市内の就学前施設全体のコーディネートを行う組織として、「箕面市保育・幼児教育センター」を令和4年10月1日に開設しました。
同センターは、市内就学前施設の保育士・幼稚園教諭・保育教諭などを対象に、保育・幼児教育に関する研修を行うほか、支援保育・支援教育などの研究、専門的な知識や豊富な実務経験を持つ「幼児教育サポーター」による各施設の巡回訪問や相談対応等を行っています。また、豊富な実践経験と学識を備えた専門家「幼児教育スーパーバイザー」を配置し、専門的な見地から助言をいただく体制を整えています。

1.箕面市保育・幼児教育センター開設について
 箕面市では、夢や希望をもち「自分らしく生きる箕面っ子」の育成をめざし、子どもたちの「生きる力」「つながる力」を育んでいます。乳幼児期は、心も体も大きく成長し、生涯にわたる人格形成の基礎を培う大切な時期です。「遊び」を通じて育まれた「探究心」「好奇心」は、持続可能な社会の創り手として、自ら考え、試行錯誤し、ともに解決していく「主体的に学び続ける力」につながっていきます。
 このような乳幼児期の保育・幼児教育について、公立・民間や施設種別の垣根を越えて、市内すべての就学前施設をつなぎ、ともに高めあうため、そのコーディネートを担う機関として、令和4年10月1日、箕面市保育・幼児教育センターを開設しました。

2.保育・幼児教育センターの主な取り組み
(1)研修
 大学教授等をはじめとする保育・幼児教育の専門家を講師に迎え、乳児保育・支援教育・安全・保健衛生など、さまざまなテーマで市内就学前施設の保育士や幼稚園教諭・保育教諭などを対象に、研修を企画・実施しています。

令和3年度
研修回数:計8回(うち民間園も対象:4回)
研修内容:人権保育・支援保育・要フォロー児対応研修等

令和4年度(同センター開設)
研修回数:計20回※同センターを設置したことにより、前年比の約2.5倍の研修回数を確保。全ての研修を民間園も対象とした。(前年比5倍)
研修内容:回数を増やしたことで、前年度に加え、事故予防・救急措置・園マネジメント・運動遊び・乳児保育・小学校との円滑な接続などキャリア別、テーマ別に幅広く企画実施

■今後の研修内容
・10月12日(水)
 テーマ:支援保育・支援教育 講師:梅花女子大学 心理こども学部 心理学科 教授 伊丹昌一氏
・10月20日(木)
 テーマ:乳児保育 講師:平安女学院大学 子ども教育学部 子ども教育学科特任講師 野本春美氏
・10月13日(木)・24日(月)
 テーマ:自己肯定感を育てる運動あそび 講師:大阪青山大学 子ども教育学部 子ども教育学科 教授 村田トオル氏
・11月2日(水)
 テーマ:保幼こ小接続 講師:鳴門教育大学大学院 学校教育研究科 幼児教育コース 教授 佐々木晃氏
・11月8日(火)
 テーマ:食物アレルギー 講師:医療法人笠原小児科 理事長 笠原道雄医師
・11月15日(火)
 テーマ:園内研修 講師:学校法人ひじり学園認定こども園 ひじりひがし幼稚園 園長 安達 譲氏 幼児教育スーパーバイザー
・11月24日(木)
 テーマ:支援保育研究部会②(保育園・保育所) 講師:梅花女子大学 心理こども学部 心理学科 教授 閑喜美史氏
・令和5年1月6日(金) 
 テーマ:支援教育研究部会②(幼稚園・認定こども園)講師:梅花女子大学 心理こども学部 心理学科 教授 伊丹昌一氏
・令和5年2月27日(月) 
 テーマ:ドキュメンテーションワークを通した子ども理解 講師:大阪総合保育大学 児童保育学部教授 瀧川光治氏

(2)研究
 公立・民間の保育士や幼稚園教諭・保育教諭などがともに学び、情報交換する場として、「支援保育研究部会・支援教育研究部会」を開催しています。
また、幼児教育の質的向上をめざす「就学前カリキュラム」の策定に向けて、保育士・幼稚園教諭等で構成するワーキンググループを開催するとともに、小学校教育への円滑な接続をめざす「架け橋期カリキュラム」の策定に向けて、公立・民間の保育園や幼稚園・認定こども園・小学校・保護者などで構成する検討会議を開催しています。

(3)巡回訪問
 専門的な知識や豊富な実務経験をもつ「幼児教育サポーター」を配置し、市内の就学前施設を巡回訪問して、保育・幼児教育の取り組み等にかかる相談対応を行っています。巡回訪問後に、園内研修などのサポートも行います。
なお、巡回訪問は令和4年4月から先行して行っており、令和4年9月末時点ですでに市内54の就学前施設を訪問しました。今後も定期的に各施設を訪問していきます。

(4)大学との包括連携協定
 大学教授等による専門性の高い知識・情報を生かした研修・研究活動の実現、学生の体験活動・実習機会の提供等、さらなる保育・幼児教育の質の向上と官学双方の活動の充実・発展を図るため、各大学と包括連携協定を締結しています。

締結日:令和4年1月26日、梅花女子大学
締結日:令和4年1月31日、大阪総合保育大学
締結日:令和4年2月15日、大阪青山大学

3.幼児教育スーパーバイザーからのコメント
【幼児教育スーパーバイザー 安達 譲 さん】
先進国では、乳幼児期からの教育を重視した取り組みが進められています。
箕面市内の全ての子どもが愛されて育ち、自分らしく幸せな人生を歩めるよう、公立・民間など全ての施設とともに子どもたちの育ちを支えていきます。

問い合わせ先
子ども未来創造局 保育・幼児教育センター
TEL 072-724-6817(直通)

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お問い合わせにつきましては発表元企業までお願いいたします。

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