なお、本サービスは、2022年7月20日~22日に東京ビッグサイト東展示棟で開催される「第8回 東京 猛暑対策展」*2で展示予定です。
■背景
NTTテクノクロスと東レ株式会社(以下、東レ)と株式会社ゴールドウイン(以下、ゴールドウイン)は、3社連携の「暑さ対策プロジェクト」を展開しています。2020年8月に、3社は小型センサー「TX02」と機能性素材「hitoe®」*3による専用ウエアを組み合わせたシャツ型センサーを活用し、暑熱環境下の体調をモニタリングする「暑さ対策サービス」を提供開始。2021年7月には、NTTの研究所が開発した新技術により体内温度変動を推定し、体調不良の予兆を検知するサービスを提供しました。
シャツ型センサーは、衣服内の温度・湿度や心電位*4、心拍数、RRI*5などの生体情報や、歩数、姿勢などのデータが収集可能なため、暑さ対策のみならず、スポーツをはじめとするさまざまなシーンにおける検証や解析を求めるニーズが多数ありました。しかしながら、データの検証・解析には別途システム構築が必要となるため、費用や期間などが課題となっていました。本サービスでは、データの収集・可視化機能を基本メニューとして展開することにより、システム構築にかかる負担の低減、さらにはユーザーの利便性向上を実現しました。
■特長
(1)従来の6割減の期間でシステム構築
衣服内の温度・湿度、心電位、心拍数、RRI、加速度などのデータ収集や可視化を行う基本機能をメニュー化しました。可視化するためのシステムを新たに構築する必要がないため、費用を低減できるだけでなく、サービス利用開始までにかかる期間が従来の6割減※となり、スピーディーな検証を実現します。まずは小規模な検証・解析から取り組みたいというユーザーも利用しやすくなりました。
※当社比
(2)計測データがリアルタイムに確認可能
計測されたデータは、シャツ型センサーとBluetoothで接続されたスマートフォン経由でクラウド上に転送され、リアルタイムに確認や検証ができます。
■価格(税別)
基本料金:初期費用5万円、月額利用料10万円
※10人まで同時計測が可能です。
※計測には別途TX02(月額レンタル料500円/台)、専用ウエア(東レ、ゴールドウインにて販売)、Androidスマートフォンが必要です。
※外部システム連携などSIによるカスタマイズも相談可能です。
■今後の展開
生体情報をはじめとするデータ分析の利用を促進し、潜在的な課題の抽出・解決をサポートすることで運動やモータースポーツなどの発展に貢献します。また、企業が商品やサービスを提供する際の事前検証として、生体情報などを定量的なデータとして活用することで、客観的な分析を実現します。
*1:生体情報
ウエア内温度/湿度、心電位、心拍数、RRI、加速度などの情報です。
*2:「第8回 東京 猛暑対策展」
一般社団法人日本能率協会主催(リンク)
*3:hitoe®
体から発している微弱な電気信号である生体信号を、無意識に近い状態で収集するための機能素材です。
*4:心電位
心臓の活動によって生じる電位変化です。
*5:RRI
心臓の電位変化を基にした指標で、心拍数の検出やストレスなど自律神経の活動を評価する際に活用されることがあります。
*「hitoe®」は東レ株式会社と日本電信電話株式会社の登録商標です。
* 本サービスは医療機器ではありません。
* 記載されている商品名・会社名などの固有名詞は一般に該当する会社もしくは組織の商標または登録商標です。
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