横12Kワイド映像のリアルタイム配信をさらに進化
■背景
12Kの超高精細なワイド映像を伝送する本ソリューションでは、従来、複数の4Kカメラを用いていましたが、複数のカメラから撮影されたそれぞれ視点が異なる映像を合成処理するため、重複する領域に視差*2が発生しないよう、被写体と一定の距離間を確保する必要があり、カメラ移動ができないなどの制限がありました。また、複数のカメラを用いるため、設置台数分の画角調整や設置スペースを確保しなければならないなど、運用上の課題もありました。
新バージョンでは、ワイド撮影専用カメラ1台のみの撮影で視差のない12Kのワイド映像を実現し、近距離での撮影やより自由なカメラワークが可能となり、スポーツをはじめ、ライブ・コンサートや演劇などをより臨場感のある空間で再現できるようになりました。
■特長
(1)近距離での撮影や高度なカメラワークが可能
NTTの新技術「視差無しワイド映像合成伝送技術」の採用により、1台のワイド撮影専用カメラ映像による横12Kのワイド映像の伝送を実現し、従来では難しかった近距離での撮影や高度なカメラワークが可能となりました。スポーツ・音楽ライブ・演劇などのシーンで、より臨場感のある空間を再現します。
(2)カメラの調整や設置がスムーズ
ワイド撮影専用カメラ1台のみでの撮影となるため、カメラの調整や設置も複数台行う必要がありません。
■価格(税別)
実際の利用環境などにより構成や価格が変わるため、詳細はお問い合わせください。
■視差無しワイド映像合成伝送技術 とは
4Kセンサーを4つ搭載したワイド撮影専用カメラにより撮影された映像をもとに、リアルタイムに12Kワイド映像の合成、伝送を可能にした技術です。
■超高臨場映像ソリューション とは
NTTのKirari!® を活用することで、12Kのワイド映像をリアルタイムに伝送し、遠隔地で撮影されたイベントなどの空間全体を映像で再現するソリューションです。(リンク)
■ハマフェス Y163 における利用
開催日 :2022年5月28日(土)、29日(日)
撮影場所:山下公園メイン会場 サブステージ
表示場所:山下公園メイン会場 メインステージ上 巨大ビジョン
*1: 超高臨場感通信技術Kirari!®
2015年から開発が始まったNTT人間情報研究所(旧NTTサービスエボリューション研究所)の技術。メディア処理技術、メディア同期・伝送技術、メディア表示技術などさまざまな技術の組み合わせにより、遠隔地にいながら、まるでその場にいるかのような高い臨場感を提供します。(リンク)
*2: 視差
カメラの撮影位置の違いにより、対象物の見え方が異なること。
*「Kirari!®」は日本電信電話株式会社の登録商標です。
* 記載されている商品名・会社名などの固有名詞は一般に該当する会社もしくは組織の商標または登録商標です。
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