ICT活用の次世代街づくりの実証試験を開始


● 次世代の街づくりをコンセプトに、インテリジェント歩道(R)と交通監視レーダを用いて当社平塚事業所内で実証試験を開始しました
● 様々なパートナーとの共創フィールドとしても活用し、オープンイノベーションを促進します

 古河電気工業株式会社(本社:東京都千代田区大手町2丁目6番4号、代表取締役社長:小林敬一)は、ICTを活用した次世代の街づくりをコンセプトに、当社平塚事業所内の従業員駐車場において2021年10月より、インテリジェント歩道(R)と交通監視レーダを活用した実証試験を開始しました。安全性と快適性を検証するとともに、様々なパートナーとの共創フィールドとしても活用し、古河電工グループ ビジョン2030に掲げた「安全・安心・快適な生活を実現する」街づくりへの貢献を目指します。






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図1 当社平塚事業所内 従業員駐車場での実証試験システムの概要


■背景
 当社は、古河電工グループビジョン2030で定めた「地球環境を守り」「安全・安心・快適な生活を実現する」ことを目指し、次世代の街づくりをコンセプトとした研究開発に取り組んでいます。ICT活用や新しいモビリティの導入など技術革新に応じて社会に対するニーズが急速に変化するなか、インフラ側が急速な変化に対応できていないことが課題となっています。

■内容
 今回の実証試験では、交通監視レーダの情報をもとにインテリジェント歩道(R)に実装されたLEDとスピーカーを制御し、歩行者に対して車両の接近を注意喚起します。
 インテリジェント歩道(R)は、「ひととモビリティが共存できるみち」というコンセプトから生まれました。リサイクル樹脂製ケーブルトラフであるグリーントラフ(R)を表層埋設しており、電源/制御ケーブルやセンサやLEDを収納するだけでなく排水機能も有しています。グリーントラフ(R)は一般的なコンクリート製品に比べて軽量であるため、重機を用いずに設置することができ、施工時間を約1/2に削減することができます。
 当社の車載用準ミリ波レーダの技術をベースとした交通監視レーダにより、駐車場内の車両を検知します。複数のレーダ情報を統合管理し、安全システムと連携することで、安全性および利便性の向上を目指します。駐車場では歩行者と車両の接触事故を防止することが課題とされており、ICTを活用した利用者の利便性を高める取り組みも活発に行われています。
 今後、満空表示システムや5G通信活用など様々な機能検証を行っていく予定です。多彩な機能を実現するため、本実証試験場を共創フィールドとしても活用し、センサ技術やICTサービス技術を持つ様々なパートナーと連携し、オープンイノベーションを促進します。






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図2 インテリジェント歩道(R)









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図3 交通監視レーダ

(注)『グリーントラフ』と『インテリジェント歩道』は日本における古河電気工業株式会社の登録商標です。

■古河電工グループのSDGsへの取り組み
当社グループは、国連で採択された「持続可能な開発目標(SDGs)」を念頭に置き、2030年をターゲットとした「古河電工グループ ビジョン2030」を策定して、「地球環境を守り、安全・安心・快適な生活を実現するため、情報/エネルギー/モビリティが融合した社会基盤を創る。」に向けた取り組みを進めています。ビジョン2030の達成に向けて、中長期的な企業価値向上を目指すESG経営をOpen,Agile,Innovativeに推進し、SDGsの達成に貢献します。

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古河電工グループのSDGsへの取り組み
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