作業中の事故などをVRで体験 3密を回避した安全教育や研修が可能に 補助者不要の新たなVR研修を提供開始

NTTテクノクロス株式会社(以下、NTTテクノクロス 本社:東京都港区芝浦、代表取締役社長:串間和彦)は、バーチャル空間で作業員向けの安全教育や研修を実施できる「VR安全意識向上サービス」の新バージョンを2020年12月7日から販売します。新バージョンでは、無線VR*1器機を採用したことで、事前準備や取り扱いがより簡単になり、補助者無しでも高度なVR研修を受けられるようになりました。

■背景
 建設や設備工事などでは、作業中の事故撲滅のためにVR技術を用いた作業員向けの安全教育や研修を利用する企業が増えています。しかし、安全性などを考慮すると、体験者をサポートするための補助者が不可欠で、3密(密閉・密集・密接)は避けられず、コロナ禍では不向きな研修方法とされていました。
 NTTテクノクロスは、作業者1名のみでも機器の準備から利用開始までを簡単に行えるVR研修を提供し、ウィズコロナ時代の安全教育や研修を実現します。

■特長
(1)補助者不要で3密を回避
 従来構成ではVR機器がパソコンとケーブルで結ばれていたことから、体験者がケーブルに足を取られることを防ぐ補助者が複数人必要でした。新バージョンでは1人でも視聴体験が可能で、3密を回避できます。また、パソコンが不要で、パソコンに慣れていない人でもガイダンス、マニュアルに沿って1人で簡単に利用開始できます。

(2)機材削減、取り扱いも簡単に
 ケーブル接続のVR機器を採用した構成では機材が多く、スペースを取るうえ、設置が大変でした。新バージョンでは機材の数が2分の1とシンプルになり、狭い会議室などでも利用が可能です。さらに、機材は箱に収めて持ち運びできるため、利用場所を制限されず、管理も手軽になりました。機材数が削減できるため、コストを従来の4分の1程度に抑えることもできます。(当社比)

(3)サブスクで新コンテンツがいつでも体験可能
 本サービスは月額利用料のみで、新コンテンツを含め、すべてのコンテンツを利用可能です。NTTグループの1万人以上が体験し、体験者の86%が「体験前より事故が怖い」と回答した15種類の豊富なコンテンツに、新たに配線工事における高所作業時の転落と架上ラック上作業時の転落を体験できるコンテンツを追加しました。今後も建設や設備工事のほか、工場や農林水産業などでの作業事故や交通事故を撲滅するため、コンテンツを拡大する予定です。

■価格(税別)
 月額8万円/1ライセンス
※無線VR機器は別途費用が必要です。詳細はお問い合わせください。

■VR安全意識向上サービスとは
 NTTテクノクロスがNTTグループ各社から収集した工事作業に関する重大事故などの知見をもとに、2019年12月に販売開始したサブスクリプション型のサービスです。作業中の事故例などをVRで体験することにより、事故の怖さと正しい作業を学ぶことができます。これまでのビデオ上演やプレゼン資料を用いた受動的な研修に比べて、安全作業ルールを定着させることができる教育効果の高い研修が実現できます。リンク

このプレスリリースの付帯情報

VR安全意識向上サービスの利用イメージ

(画像をクリックすると拡大画像をご覧いただけます。)

用語解説

*1: VR
 バーチャル・リアリティ(Virtual Reality)の略称。コンピュータによって作り出された世界である人工環境・サイバースペースを用いて、視聴者に対してあたかもその場にいるような感覚を人工的に創り出す技術です。

* 記載されている商品名・会社名などの固有名詞は一般に該当する会社もしくは組織の商標または登録商標です。

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