2020年6月は『新型コロナウイルス感染症を乗り越えるためのロードマップ』の中で一人ひとりの自衛が重要となる新しい生活様式が始まりました。今回は今までに経験したことがない新たな社会にむけての生活者意識や生活行動をご紹介いたします。
※以降12-69才データ(全7地区)を中心に結果の一部を掲載しております。調査地区に関しては文末のACR/ex調査概要、全設問の調査レポートは下部の「関連リンク」の「【レポートPDF版】『コロナ禍』における生活者意識調査」をご参照ください。
◇『暮らしやすさ』・『生活満足度』 はともに向上、感染予防対策は日常行動に
<生活変化・感染対策・暮らしやすさ>
生活について「とても変わった」が最も高いのは5月(53%)。6月(40%)は4月(47%)より7pt減少しており、生活者が新しい生活様式での日常を柔軟に受け入れている様子がうかがえる。(図表1)
『マスク』『手洗い・うがい』『外出自粛』は3か月連続でほぼ8割以上と、外出が戻りつつあるも全体的に意識は高い。(図表2)
『暮らしやすさ』『生活満足度』について、2020年度の平均点は全地域において前年同時期より上昇。社会的混乱が続く一方で、交通機関や通信環境といった持続的な生活インフラ整備に加え、コロナ禍による在宅および家族とのコミュニケーションの増加など満足度を押し上げる複数の要因が想定される。(図表3)
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◇仕事も学習も“リモート”スタイルは実施・満足度ともに増加、ニューノーマルで進行中
<リモートワーク・リモート学習>
『リモートワーク』実施者は6月(32%)と5月から微増ではあるが、6月満足度(53%)については5割を超えており、実践しながら働きやすさに繋げている様子がうかがえる。(図表4・5リモートワーク)
『リモート学習』実施世帯は6月(40%)と5月と比べ12pt増加しており、着々と導入が広がっている状況。満足度が6月(39%)に留まっているが、リモートワーク同様に利用者増加が利用しやすさの向上に繋がると思われる。(図表4・5リモート学習)
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◇特別給付金の使い方、“日常”だけではなく “楽しみ”まで幅広く
<特別給付金:申請状況・消費予定・利用予定>
6月時点で、“受領済み(20%)”“申請済み(60%)”と約8割が手配を完了している。(図表6)
受け取り後の消費予定については、約5割が1年以内に使い切ることを見込んでいる状況。(図表7)
利用する用途では“ふだんの食費(19%)”“日常的な支出(16%)”と目の前の生活費だけでなく、“国内旅行(16%)”“レジャー・娯楽施設(15%)”“外食(15%)”も上位5位となっており、余暇も含め“今”を大事にする、“楽しむ”意識を持っている様子が見受けられる。(図表8)
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新型コロナウイルス感染および自然災害など社会的混乱が続いていますが、生活者は現状を受け止め、前進する意識を止めていない様子が結果から見受けられます。あらゆる環境の中でも生活者が心豊かな明日を迎えるために、当調査がマーケティングやコミュニケーションの一助となるよう、ビデオリサーチは今後も努めてまいります。
★過去の「ACR/ex新型コロナウイルス感染症における生活意識調査」に関するリリース
(各リリースは下部の「関連リンク」をご参照ください。)
第1回 「コロナ禍」で生活者が消費している"モノ"と"コト"
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第2回 「コロナ禍」で生活者の意識は"新しい生活"へ~ニューノーマル時代の兆し~
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※第4回の調査結果リリースは8月(予定)
※新型コロナウイルスに対する生活者意識調査概要 (当調査結果はACR/ex調査6月調査時点の全対象者で集計しています。)
調査手法 回答専用タブレットを用いたインターネット調査(ACR/ex調査)
対象者抽出方法 ARS(エリア・ランダム・サンプリング)※調査対象者の無作為抽出、インターネット非利用者も含む市場全体を母集団とする設計
調査地区 全国7大都市(7地区:東京50km圏、関西、名古屋、北部九州、札幌、仙台、広島)
調査サンプル数 Total 11,490s(12-69才:全7地区)※性年代構成を人口構成に合わせて調査を実施。12才は中学生以上
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※図表6(『リモートワーク』実施者・『リモート学習』実施世帯)
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調査期間 2020年6月5日(金)-21日(日)
調査対象者 上記調査地区に在住の男女12(中学生)-69才(7地区) ※東京50km圏および関西地区においては男女70-74才も調査実施
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