遠隔から従業員の健康管理を支援　小さな変化も一目で分かる　テレワーク向け健康管理支援サービスを9月に提供開始

■背景
　新型コロナウイルス感染症（COVID-19）拡大防止策としてテレワークを導入する企業が増加した一方、慣れないテレワークから健康に不安を抱える従業員も多数います。企業は勤務姿を直接確認できない従業員の管理に電話、メール、SNSを活用していますが、体調や心の変化には個人差があるため把握が難しく、健康不安に関する相談窓口などを設ける企業もあります。しかし、遠隔からの情報共有では詳細な健康状態や気持ちの浮き沈みの把握は難しく、従業員本人からの連絡がないと気づきづらいという課題があります。
　NTTテクノクロスは、2016年から在宅医療における多職種連携のための情報共有サービスとして「ひかりワンチームSP」を提供しています。さまざまな医療・介護従事者に活用された経験や知見を生かし、テレワーク環境における従業員の心身の健康管理を支援することで、コミュニケーションのきっかけを作り、離れていても安心して働ける環境の実現に貢献します。

■特長
（１）日々の健康状態や仕事に対する充実度を簡単に報告
　在宅医療・介護の現場において医師・看護師・介護士など、さまざまな職種から患者の家族の間で、患者の状態を共有するために作られたチェック機能をテレワーク向けに応用し、従業員がパソコンやスマートフォンから簡単に日々の体調や心の変化、業務の達成感を報告できるようにしました。表現しづらい心の変化や人間関係に関する悩みなどもチェック1つで報告可能です。さらに利用企業が独自に新しいチェック項目を追加できるため、企業が課題に感じていることへの分析に生かすことができます。

（２）管理者が従業員の充実度、体調を一目で把握
　従業員からの報告により、管理画面上に色で分けられた顔マーク（以下、フェイスバッチ）で体調や心の変化が視覚的に表示されます。なにかしらの不調を報告している従業員は、赤いフェイスバッチで表示されるため、重要な変化を一目で把握でき、管理者からのアドバイスなど迅速な対応が可能になります。また管理者のみで対応を判断できない場合は、関連部署と共有することで、早期発見・早期対応につながります。

■今後の展開
　今後テレワークを実施する企業が増加することで、過重労働や生産性低下などの課題に対し、健康経営の推進や従業員のエンゲージメントの強化は必要不可欠になると考えられます。企業のニーズに応え、健康施策の中核となるサービスを目指します。

■価格（税別）
　基本料金（年額）：36万円～（利用者ID数：100IDから）