OCEANPECがWROエコシステムの開設に先立ちADNOC、Cuallix Bankとの提携を発表
AsiaNet 78613 (0785)
【東京、シンガポール2019年5月8日PR Newswire=共同通信JBN】World Resource Organization(WRO)は金融、資源、先端技術を一つにまとめる包括的ブロックチェーン・エコシステムを構築するため、OCEANPEC (Singapore)が設立した。2019年5月のエコシステム開設に先立ち、OCEANPECは資源・金融分野の一流企業2社、アブダビ国営石油会社(Abu Dhabi National Oil Company、ADNOC)、Cuallix Bankと提携を結んだことを発表する。これらよく組織された2社との提携はWROの世界的ネットワーク強化を大いに後押しする。
OCEANPECの事業は現在、液化天然ガス(LNG)や他のエネルギー商品の輸出入が中心である。他の事業分野は石油精製、天然ガス販売、発電所、石油製品卸売り、エネルギー機器製造などである。OCEANPECは今まで、中国本土、シンガポール、香港、モンゴル、韓国、米国(ヒューストン)、北米(メキシコ)、中東(アブダビ)、オーストラリア(ダーウィン)、スイスの10出先事務所で天然ガス、原油、貴金属、宝石用原石を扱ってきた。
事業のニーズが急速に拡大しているため、OCEANPECは中核業務にどのようにブロックチェーン技術を採用し、適用するかを検討していた。このブロックチェーンへの技術的移行は、資源、金融、高度の安全確保の必要性を伴う石油・エネルギー部門では極めて重要である。WROのエコシステムがこれらの機能を一括するために創設され、石油と金融の先導者であるADNOC、Cuallix Bankとの提携は強みとなるだろう。
WROは2019年第3四半期までに原油、LNG、ガソリン、ディーゼル油の取引決済をエコシステムに統合する方針であり、なおさらそうなる。
ADNOCはアラブ首長国連邦の国営で最大の原油企業である。世界クラスの海運、海事、港湾、物流、油田サービスも顧客に提供している。OCEANPECやADNOCなども含む資源業界では、ブロックチェーン技術は例えば物流や原料調達の部局で役立つだろう。分散し透明なブロックチェーン技術のスマートコントラクトの利用を通じて、インボイス、購入記録、船荷証券などの電子的証拠・データの送信・保管、サプライチェーン管理、商品、認証はWROのエコシステムで処理できる。ADNOCの支援獲得により、他の石油・エネルギー巨大企業のWROエコシステム参加が促進されるだろう。
米国を本拠とするCuallix Bankは別のブロックチェーン企業Ripple (XRP)と共同で米国、メキシコ間の国際決済を提供する初めての金融サービス機関である。Cuallix Bankとの提携はWROエコシステムの堅牢な決済、国際送金インフラストラクチャーの構築に間違いなく役立つ。ブロックチェーン技術により、資源業界のすべての資金移動はより迅速、追跡可能で低コストになるだろう。
World Resource Organizationはビジョンの一環として、国際的な利用者、投資家向けにエコシステムを拡大するため、さらに多くの提携関係の構築に取り組み続ける。
ソース:World Resource Organization
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