Allegro DVT社が業界初のリアルタイム AV1ビデオエンコーダ ハードウェアIPの販売を発表
Allegro DVT社が、4K/UHDビデオ エンコードアプリケーションに対応した、業界初の リアルタイム AV1ビデオエンコーダ ハードウェアIPの販売を発表しました。
AsiaNet 78352
フランス グルノーブル市、2019年4月18日
ビデオ半導体IPソリューションにおけるリーダー企業Allegro DVT社は、マルチフォーマットのビデオエンコーダ ハードウェアIPであるAL-E210の発売を今日発表しました。AL-E210は、Alliance for Open Media(AOMedia)が開発する新しいAV1ビデオフォーマットをサポートしています。
2015年にグーグル、ネットフリックス、インテル、マイクロソフトといったインダストリーリーダーによって創立されたAOMediaは、H.265/HEVC等の規格に代わるオープンでロイヤリティフリーな手段として、圧縮率を改善し、より低いビットレートで同品質の動画を配信することができるAV1動画フォーマットを提供しています。 Allegro DVT社は早くからAOMediaに名を連ね、その中心的なメンバーとしてAV1動画フォーマットの開発に貢献してきました。
IPビデオエンコーダAL-E210は、4K/UHDまでの解像度のAV1フォーマットに、ファイルベースのリアルタイムエンコーディングを初めて実装しています。真のマルチフォーマットアーキテクチャをベースとし、対応している5つのコーデック間でリソースをシェアしながら、シリコン領域、システムメモリの帯域幅、消費電力間のベストトレードオフを提供します。
Allegro DVT社CEOのNouar Hamzeは、「AV1エンコーディングのハードウェアアクセラレーションは、リアルタイムの実現とエンコーディング圧縮の担保において重要です。新しいAL-E210は、弊社の顧客各位が、コーデックフォーマットAV1を搭載した世界クラスのエンコーディングチップセットを迅速に市場に出荷し、業界で採用されるために理想的なソリューションを提供します」と述べています。
AL-E210は、Allegro DVT社の検証済みマルチコアアーキテクチャをベースに構築されているため、さまざまなパフォーマンス基準を柔軟に達成し、ターゲットアプリケーションの要件にマッチします。 革新的なアーキテクチャによって、8Kといったより高い画像解像度や、120fpsまでのフレームレートオプションが可能になります。
AL-E210は、前世代のAllegro DVTエンコーダからあらゆるスマートエンコーディング特性を引き継ぎ、プリプロセス、ノイズ減少フィルタ、ソース画像内におけるROI(関心領域)の自動検出、超低レイテンシエンコーディングを装備しています。さらにAL-E210は、さまざまなキャッシングと圧縮システムを実装することによって、動画解像度とフレームレートの増加に伴って重大なシステム上の問題となるうるメモリー帯域幅を下げることができます。
Allegro DVT社について
AllegroDVTは、H.264/AVC、H.265/HEVC、AVS2、VP9 ならびにAV1ソリューションにおけるリーダー企業です。提供ソリューションには、業界規格のテストスイート、H.264/AVC、H.265/HEVC、VP9エンコーダ、コーデック、デコーダハードウェア (RTL)IPが含まれます。Allegro DVTの製品は、100以上のメジャーIC企業、OEM、放送局によって採用されています。
サイト: Allegro DVT社の ウェブサイト (リンク )
お問い合わせ: info@allegrodvt.com
(リンク)
(日本語リリース:クライアント提供)
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