UHB伝送により、高画質な4K信号の伝送と出力を実現するマルチフォーマットポータブルカメラ『HDC-5500』発売

~小型でポータブル運用を実現したカメラコントロールユニット『HDCU-5500』なども併せて発売~

ソニーは、ウルトラハイビットレート(UHB)伝送に対応し、12G-SDI※1によるカメラ本体からの4K信号出力が
可能なマルチフォーマットポータブルカメラ『HDC-5500』を発売します。グローバルシャッター機能付き2/3型3板式4Kイメージセンサーを搭載し、歪みのない高速撮影を実現します。
本機は同時発売のカメラコントロールユニット『HDCU-5500』と組み合わせることで、2系統の4K信号を双方向で同時に送受信できるUHB伝送を実現します。
さらに、マルチフォーマットポータブルカメラ『HDC-3500』(既発売)などのHDシステムカメラと接続可能なカメラコントロールユニット『HDCU-3500』も併せて発売します。



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〇マルチフォーマットポータブルカメラ『HDC-5500』
 ・発売日       :5月5日
 ・希望小売価格(税別):参考システム価格 約14,000,000円+税(システム構成により価格が異なります)
〇カメラコントロールユニット『HDCU-3500』
 ・発売日       :5月5日
 ・希望小売価格(税別):2,650,000円+税+税(システム構成により価格が異なります)
*本価格は、『HDC-5500』 本体と、ビューファインダー、カメラコントロールユニット『HDCU-5500』、リモートコントロールパネルで組んだ場合のシステム価格の一例です。

『HDC-5500』および『HDCU-5500』はUHB伝送に対応し、2系統の4K信号を双方向に伝送できます。また、両機はベースバンドプロセッサーユニット(BPU)を介さずに、従来のHDカメラシステム同様、カメラヘッドから
カメラコントロールユニット(CCU)まで光ファイバーケーブル1本で接続が可能で、省スペース化に貢献します。加えて、別売のHFRソフトウェア『HZC-HFR50』を『HDC-5500』にインストールすることで、4K 2倍速、HD 8倍速のハイフレームレート撮影※2に対応します。
『HDCU-5500』は、『HDC-5500』より伝送された4K映像をモニターなどの後段の機器にケーブル1本で非圧縮伝送できる12G-SDI端子を標準搭載しています。また、4K HDRライブ制作やSMPTE ST 2110方式によるIPシステム※3にも対応し、4K映像撮影を強力にサポートします。
『HDCU-3500』は、『HDC-3500』や『HDC-3100』、HDC-2000シリーズなど既発売のHDシステムカメラと組み合わせることができます。専用のオプションソフトウェア※4をインストールすることで、4K HDRの信号出力も可能です。
さらに、両機は内蔵メモリーへの記録機能※2にオプションで対応し、映像制作後段のワークフローの効率をさらに向上させます。
ソニーは、コンサートやスポーツ中継などの撮影にも適し、4K HDRといった次世代の放送規格に対応していくHDCシリーズで、高品位なライブ制作環境の拡大を推し進めてまいります。
※1:12G-SDIとは、4Kの画像をシリアルデジタル信号として同軸1本のケーブルで、12ギガビット/秒の速度で伝送するインターフェースです。12G/6G/3G/HD-SDIに対応いたします。
※2: 2019年度中に対応予定です。
※3:ネットワーク・メディア・インターフェイス(NMI:ARIB STD-B73)は将来対応予定です。
※4:『HZCU-UHD35』 カメラには別途、プログレッシブオプションが必要です。

●『HDC-5500』の主な特長
1. UHB伝送によるカメラコントロールユニットへの高画質な4K信号の伝送を実現
カメラとCCU間の信号伝送方式を新たに開発し、2系統の4K信号を双方向に伝送可能なUHB伝送に対応しました。これにより、『HDC-5500』で撮影中の4K映像信号と、他のカメラから『HDC-5500』に12G-SDI※1を介して入力した4K映像信号を一本の光ファイバーケーブルでCCUに同時伝送できるUHD TRUNK機能が活用できます。
また、『HDCU-5500』に12G-SDI※1で入力した4K信号のスピーチ原稿などを、『HDC-5500』で取り出すUHD PROMPTER機能にも対応し、4Kシステム構築の利便性が格段に向上します。
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2. カメラ単体で12G-SDIによる4K信号出力に対応
『HDC-5500』は、カメラ内部で4Kの信号処理を行っているため、カメラ本体から12G-SDI※1を介して4K信号を出力することが可能です。12G-SDI端子にワイヤレスユニットを接続すれば、ワイヤレスカメラとして撮影したり、カメラスタビライザーを装着して撮影したりするなど幅広いシーンに対応できます。

3. グローバルシャッター機能付きイメージセンサー搭載で歪みのない高品質な4K撮影を実現
本機は、4Kの高解像度と広いダイナミックレンジに加え、F10の高感度、62dB以上の高S/N比など、ノイズの少ない高品質な映像撮影を実現しています。イメージセンサーにはグローバルシャッター機能を搭載しており、音楽ライブやスポーツの撮影などでも、ローリングシャッター歪みやフラッシュバンド※5のない正確な映像表現が可能です。
※5: フラッシュやストロボ等、非常に発光期間の短い照明成分があると、ラインごとの露光タイミングおよび読み出し時間のずれにより、画面の場所によって、明るさの差が生じる現象です。

4. 4K HDRライブ制作にも対応
4K HDR/HD SDRの同時出力が可能で、4K HDRライブ制作のワークフロー「SR Live for HDR」※6に対応しており、HD制作と同様のワークフローで4K HDR/HD SDR映像の同時制作を実現します。
※6: 「SR Live for HDR」 : 4K HDR/HD SDRの映像を同時かつ効率的に制作することが可能なソリューションです。

5. 従来の周辺機器を使用可能
ビューファインダーやリモートコントロールパネル、大型レンズアダプターHDLAシリーズなどの既存の周辺機器との互換性を確保しているため、従来製品を使用することができます。

●『HDCU-5500』/『HDCU-3500』の主な特長
縦約13.5cm、横約22cmの3UハーフサイズのCCUです。小型な筐体に手持ち用のハンドルも備えているため、スペースの限られた中継車への設置に加え、屋外撮影の現場でも活用できます。

1.12G-SDI出力端子を標準搭載
4K信号の入出力に対応した12G-SDI端子を標準で搭載し、12G-SDIケーブル一本で後段の機器に4K信号を伝送できます。現場の運用に応じて入出力信号数を柔軟に割り当てることができるアサイナブル端子(SDI I/O端子)を標準搭載しています。
*HDCU-3500で4K信号を取り扱うには、各種オプションが必要です。

2.フルIPコントロールに対応
オプション基板の「HKCU-SFP50」を追加することで、映像、音声、インターカム、タリー信号のIPでの双方向通信が可能になります。さらに、IP機材の効率活用をサポートするソリューション『Live Element Orchestrator(ライブ・エレメント・オーケストレーター)』への対応や、Ember+プロトコルに対応するためのコンフィグコントロールソフトウェア『HZCU-CNFG50』(既発売)、SNMP監視に対応するためのSNMPエージェントソフトウェア『HZCU-SNMP50』(既発売)を搭載することが可能で、フルIPコントロールに対応します。

3.Webメニューコントロール機能
Webブラウザに本体のIPアドレスを入力することで、CCUの各種設定(入出力割り当てや、出力フォーマットの選択など)をPCより行うことができます。

●主な仕様
・撮像素子 :2/3型グローバルシャッター搭載 4K CMOS イメージセンサー
・方式 :RGB3板式
・有効解像度 :3840(H)×2160(V)
・感度 :F10
・映像S/N :62dB
・内蔵フィルター:
 NDフィルター:1:素通し、2:1/4ND、3:1/8ND、4:1/16ND、5:1/64ND
 CCフィルター:A:クロス、B:3200K(素通し)、C:4300K、D:6300K

※その他記載されている会社及び商品名は、各社の商標または登録商標です。

【本件に対するお客さまからのお問い合わせ先】
ソニービジネスソリューション株式会社 業務用商品購入相談窓口
0120-580-730(フリーダイヤル)
受付時間 9:00~18:00(土・日・祝日、および弊社休業日は除く)

プレスリリース提供:PR TIMES リンク

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