屋内測位/位置情報システム市場向けソリューション「groma(グローマ)」のサービスを拡充 ~ ICTを活用した歩行者移動支援の実現に向けて ~

IoT(Internet of Things)製品向けソリューションの開発を手掛けるアプリックス(本社:東京都新宿区、代表取締役兼取締役社長:長橋賢吾、以下「アプリックス」)は、国土交通省が推進する、ICT(情報通信技術)などを活用した歩行者移動支援の取り組み※1に係る各プロジェクトの成果および指針、並びに2018年5月に改正されたバリアフリー法※2などに則り、アプリックスのBeacon(ビーコン)技術を1つの基軸としたコンサルティングやシステム構築などのサービスを、本日から提供します。

2020年開催予定のオリンピック・パラリンピック競技大会に向け、「高齢者や障がい者、外国人旅行者なども含め、誰もが必要に応じて移動に関する情報を入手し、積極的に活動ができるユニバーサル社会の構築」を目指した歩行者移動支援の普及促進活動が、国土交通省を中心に行われています。今後はさまざまな民間事業者による新たなサービス展開なども想定されるため、歩行者移動支援の全体的な市場規模は拡大していくものとアプリックスでは予想しています。アプリックスは、ICTを活用した歩行者移動支援に係る事業および屋内外シームレスなナビゲーション※3などのサービス事業を展開する国内事業者様に、このサービスを積極的に提案していきます。

またアプリックスはこのサービスを、アプリックスの屋内測位/位置情報システム市場向けソリューション「groma(グローマ)※4」の1つとして位置づけています。2018年10月1日に発表した「スフェラーパワー社と、太陽光発電技術を利用したBeaconの共同開発で合意( リンク )」および10月5日発表の「「MyBeacon Pro MB004UMc-DR」がucodeタグ認定取得~アプリックス製ucodeタグは2019年に提供開始予定~( リンク )」の件はもちろん、10月3日発表の「groma(グローマ)」第2弾、AR在庫管理スキャナー「Quanti(クアンティ)」を公開( リンク )」についても、この「ICTを活用した歩行者移動支援の実現」および「屋内外シームレスなナビゲーションなどのサービスの実現」などに向けた取り組みに寄与する技術となり得るものと考えています。

具体的な取り組みの一環として、国土交通省総合技術開発プロジェクト「3次元地理空間情報を活用した安全・安心・快適な社会実現のための技術開発※5」において2018年2月に同プロジェクト位置情報基盤ワーキンググループにより策定された「位置情報基盤を構成するパブリックタグ情報共有のための標準仕様Ver1.1」に則った研究活動を開始するとともに、自社でも国土地理院からucodeをベースとした「場所情報コード」を取得し、パブリックタグとしてのBeaconをアプリックス社内に設置し、運用を開始しました。

アプリックスでは、引き続き、同プロジェクト策定による「屋内測位のためのBLEビーコン設置に関するガイドライン」などにも準拠しながら研究開発を進め、国土交通省国土制作局国土情報課による「高精度測位社会プロジェクト」資料※3のロードマップにも平成31年度から段階的に民間事業者主体に移行していくとされているように、来年に向けて、ICTを活用した歩行者移動支援および屋内外シームレスなナビゲーションなどに係る新たなアプリの開発およびサービスの創出についても鋭意取り組んでいきます。

ucode(ユーコード):
個々のモノや場所などを識別するためのIoT向けのネットワーク解決型汎用識別番号。トロンフォーラム(リンク)内の組織であるユビキタスIDセンター(リンク)によって発行・管理されており、国際連合の下部組織であるITU-T(国際電気通信連合・電気通信標準部門)が制定した国際標準規格「ITU-T Y.4804/H.642.1」を実現するための特に重要な技術として全面的に取り入れられている。

場所情報コード:
場所情報コードは、緯度、経度、高さ(階層)によって定義される空間とその空間に存在する地物を唯一無二に識別するIDであり、ucodeの仕組みを用いて記述する。場所情報コードは、申請者が発行に必要な情報を国土地理院に申請し、申請に基づき国土地理院が発行する。(「位置情報基盤を構成するパブリックタグ情報共有のための標準仕様Ver1.1」による)

パブリックタグ:
位置特定に利用可能なタグのうち、本仕様に基づき位置情報や属性情報がデータベースに登録され、それらの情報を検索、取得、利用可能な状態にあるものを指す。データベースの管理は、場所情報コードを使用する。また、パブリックタグ情報の検索、取得、利用は、場所情報コードだけでなく、タグを一意に特定できるID(MACアドレスなど、以下タグ固有ID)でも可能とし、タグ固有IDの発信や読み出しが可能な機器であればその種類は特に指定しない。(「位置情報基盤を構成するパブリックタグ情報共有のための標準仕様Ver1.1」による)

※1 ICTを活用した歩行者移動支援の普及促進検討委員会(委員長:坂村健東洋大学INIAD学部長)
リンク
※2 高齢者、障害者等の移動等の円滑化の促進に関する法律(バリアフリー法)
リンク
※3 高精度測位社会プロジェクト
リンク
リンク
※4 「groma」についてはWebサイト(リンク )、および6月11日付プレスリリース「屋内測位/位置情報システム市場向けソリューション「groma(仮称)」発表」参照。
※5 国土交通省総合技術開発プロジェクト「3次元地理空間情報を活用した安全・安心・快適な社会実現のための技術開発」
・ 位置情報基盤を構成するパブリックタグ情報共有のための標準仕様Ver1.1
・ 屋内測位のためのBLEビーコン設置に関するガイドライン
・ 階層別屋内地理空間情報データ仕様書
リンク
バリアフリー・プロジェクト
リンク

以上

■ 株式会社アプリックスについて
アプリックスの使命は「ソフトウェアの力で世の中のあらゆる人々に幸せをもたらすこと」です。携帯電話でのJava利用という新しいフロンティアを切り開いた「JBlend」に続き、開拓中の分野が、IoTです。当社ではIoTモジュール(ビーコン)、スマホアプリ、クラウドサービス等のIoTソリューションを一貫して提供することで、家電製品等のIoT化を推し進め、「モノからの通知によって人々の生活を豊かにする」というコンセプトの実現を目指しております。
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